ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報霧島2021年2月号

薬膳は食を用いた健康法漢方などに代表される東洋医学には「薬食同源」という考え方があります。食べ物も薬も、元は同じものという意味です。健康な体をつくり、免疫力や自然治癒力を高めるためには食事が欠かせません。毎日の食事で健康を管理することは、はるか昔から伝わる健康法なのです。薬膳と聞くと「難しそう」「本当に効果があるのか」と思う人がいるかもしれませんが、食事療法を兼ね備えた料理のことを指します。どんな料理にも応用できる考え方で、食材が持つ作用を上手に活用しようとするものが薬膳です。食べ物の性質や効果を知り、自分の体質や体調に合った食材を選べるようになるのも、健康への近道です。■身近な薬について考えた今回の特集。私たちの命を救う薬ですが、その反面副作用も。医師や薬剤師などの指示に従い、お薬手帳を活用するなど薬と上手に付き合いましょう。薬に頼らずとも、食事一つで体質改善につなげられることもあります。食事や運動習慣を見直し、日頃から病気や感染症への抵抗力・免疫力を養うことを意識してみませんか。妻が長い間体の不調を抱えていました。副作用なのか病状なのか一向に良くならず、毎日こんなにたくさんの薬を飲んで良いものか、疑問と不安を抱くようになりました。病院を変えてからは薬の量が減り、その後少しずつ体調も良くなってきました。食事や運動習慣なども見直し、今は妻と2人で元気にパークゴルフを楽しんでいます。娘は皮膚が弱く、ステロイドの塗り薬を変えるため体質から改善できればと漢方専門の病院を受診。その時々の症状に合わせて漢方を処方してもらい改善しています。私も鼻炎やぜんそくに長年悩んでいましたが、状態に合わせた薬のおかげで年々良くなってきました。今では家族全員、漢方を頼りにしています。受け身でない治療が改善に体調に合わせた薬で体質改善福山町在住狩かり集あつめ 一いつ男おさん(78)国分在住岩下 夕紀子さん(46)陽はる香かさん(12)【材料】※おわん1杯分・みそ(麦みそにすると九州風):10g・緑茶:100 ~ 150ml・かつお節:削ったもの1つかみか、市販の削り節パック1袋【作り方】? おわんにみそとかつお節を入れ、熱い緑茶を注ぎよく混ぜ、冷めないようにふたをして少し置く。? お好みでショウガのすりおろしや刻みネギを加えて出来上がり。かつお節のおいしいだしが出て、うま味が出ます。鹿児島には古くから親しまれている郷土料理“茶節”があります。これは、かつお節と麦みそに、緑茶を注いだ汁物です。鹿児島県では、元気が出る飲み物、お酒を飲み過ぎた翌日の疲労回復に効果があるものとして重宝されてきました。茶ちゃ節ぶし?鹿児島の郷土料理?INTERVIEW薬を知って、薬を食べるWe know the medicine and eat medicine手軽に作れるので、みそ汁の代わりにもいいですよ。5 Kirishima City Public Relations, Japan 2021.2, Vol.335