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概要

広報霧島2021年3月号

BOUSAI LABO防災ラボvol.9東日本大震災以降、「BOUSAI(防災)」という言葉は、世界の共通語になっています。100年に1度の災害が頻発する今、日頃から災害に備える方法をシリーズで紹介します。災害は突然訪れます。いざ災害が起こり避難するときに、限られた身の回りの物だけで対応しなければならないこともあります。今回は県防災研修センターの協力の下、ジーパンを使ったリュック作りに挑戦してもらいました。準備するのは、ベルト通しのあるジーパン、荷造り用ビニールひも(綿ロープでも可。二重にして使う)、はさみです。子ども用リュックの場合は、子ども用のジーパンを使ってください。ビニールひもを身長の2倍の長さに切ります(①)。ジーパンの裾をお尻側に半分に折り、両裾をひもの中央でしっかりと結びます(②)。ひもをベルト通しに1周させれば完成(③、④)。ウエスト部分から荷物を入れ、足部分を肩に通して背負うことができます。福島さん親子は「簡単に作れ、耐久性があった」と驚いていました。同センター職員の馬場さんは「ひもがなければ、ラップをねじって三つ編みにすると代用できます」と話しました。身近な物で防災グッズ ジーパンでリュック作り近年、日本ではこれまで経験をしたことがないような災害が頻発しています。国は、避難情報がより直感的に伝わるよう避難勧告などの指針を出しています。行政が発令する災害情報を有効に活用し、早め早めの避難行動をとるようにしましょう。③ ひもをお尻側中央のベルト通しで交差させてから、全てのベルト通しに通す①広げた腕の長さの2倍を目安にひもを切る②ひ もの中央をジーパンの裾にきつく巻き付 ④ボタン穴に片方のひもを通せば完成け、前と後ろで真結びにする2㍑のペットボトルも楽々入ります。ひもを引っ張って絞れば荷物も落ちない福島さん親子(国分在住)広報きりしま 12bousai labo & child rearing