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概要

広報霧島2021年3月号

いつから始まったの 1980年代に国連を中心に「持続的な開発」が議論されてきました。平成13年からは貧困を解決する、教育の機会を与えるなど主に発展途上国が抱える八つの課題について、先進国が協力して解決していこうというMDGs(ミレニアム開発目標)に取り組んできました。平成27年に発展途上国だけでなく先進国でも格差や健康、不平等などさまざまな課題があることが明らかになり、SDGsに統合し同じ目標を目指すことになりました。何をすればいいの SDGsには義務やルールがありません。何をするか、どのようにするかはその人の自由です。目標の規模が大きいものが多いので、自分のことに感じられないかもしれませんが、私たちも地球に住む一員です。SDGsの特徴でもある17番目の目標「パートナーシップで目標達成しよう」には、誰か一人が頑張るのではなく、みんなで協力して取り組もうという思いが込められています。それぞれの目標は関連し合っているので、一人一人が取り組むことで、個々の力では変えられない大きな課題の解決につながります。マイボトルを使う プラスチックごみを減らすことで、海洋汚染対策になります。移動は自転車や公共交通機関で 地球温暖化につながる二酸化炭素の排出を削減し、運動することで健康増進にもなります。SエスディージーズDGsは平成27年に開催された国連サミットにおいて、加盟国193カ国が全会一致で採択した、より良い未来をつくるための「世界の約束」です。17の目標と169のターゲット(具体的な取り組み目標)がまとめられており、令和12(2030)年までの目標達成を目指します。無理なくできることを一人一人が少しずつ日本では平成30年ごろからSDGsへの関心が高まっています。国家戦略や日本経済団体連合会の企業行動憲章にSDGsが組み込まれ、企業や団体などが積極的に取り組むようになりました。霧島市では、多くの企業や市民が参加する錦江湾クリーンアップ作戦、緑のカーテンなどの環境保全活動や、あらゆる分野で女性が活躍できるよう、男女共同参画の推進などの取り組みを以前から進めており、今後も幅広い分野でSDGsの考え方を反映しながら、施策を推進していきます。SDGsの目標を達成するには政府や自治体、民間企業、各種団体だけでなく、私たち一人一人の行動が鍵となります。まずは、日常生活で無理なくできる行動から、少しずつ取り入れてみませんか。?!地元で買い物を 地域経済の活性化のほか、生産者や食材を知ることで、食べ残しの削減や食育にもつながります。彼も始めてる! 実は既に始めている。身近なSDGs3 Kirishima City Public Relations, Japan 2021.3, Vol.337