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概要

広報霧島2021年3月号

日本政府が示したSDGs実施指針に基づいて、令和2年から始まった新学習指導要領には「持続可能な」という言葉が盛り込まれました。市内では国分小学校が、今年度の学校運営方針にSDGsの取り組みを盛り込んでいます。牧園中学校でも昨年10月から「SDGsの扉」と題して、全学年で学んでいます。両校はまず、目標達成までの過程を体験できるSDGsカードゲームを、専門の講師を招いて行いました。自分たちの動きで世界が変わるSDGsカードゲームは会場を一つの「世界」と仮定し、各プレイヤーがカードによって示された「人生のゴール」の達成を目指して活動するゲームです。開始時に配られた「お金」や「時間」、やりがいや情熱などの「意思」のカードを元手に、さまざまなプロジェクトを実施。プロジェクトの効果としてお金や時間、新しいプロジェクトと意思を手に入れることができます。会場には世界の状況を表すマグネットが準備されています。黄が社会、青が経済、緑が環境で、プロジェクトを行うたびに世界の状況が変化します。例えば道路の整備を行うと、利便性が向上するなど経済が増え、一方で森林伐採などのため環境が減る。社会・経カードゲームでSDG s を体験子どもたちが生きる社会がどうあってほしいかを考えたとき、答えはまさにSDGsが目標としている社会でした。教育は未来をつくっていく大きな力を持っています。子どもたちに、自分たちが将来生きていく社会の課題について考えてもらうと同時に、教職員もどういう教育活動を行っていくのかを考える。SDGsについての学びを通して、未来を創造するという教育の大きな目標を大事にしたいです。国分小学校 校長鶴田 幸伸さん(58)小中学校でも授業に取り入れられるなど、SDGsへの取り組みは広がっています。国分小学校私たちが頑張ること広報きりしま 4