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概要

広報霧島2021年3月号

済・環境のどれか一つでも悪くなれば、幸せや豊かさを実感できない人が増えるので、全体のバランスが崩れないような方法を考えなければなりません。ゲームが進むにつれ、手持ちのカードだけではプロジェクトができなかったり、世界のバランスが崩れたりします。カードは他の人やグループと交換して他のプロジェクトを支援することができます。牧園中学校では、その説明を受ける前に、生徒たちが自然と周りのグループに交換を持ち掛けていました。さらに生徒たちは世界のバランスを取るため、グループの枠を越え一斉に動くように。自分の行動が世界を変化させること、より良い世界をつくるには周りの人との協力が大切であることを、身をもって体験しました。■大きな目標を達成するためには、国や企業などだけでなく、一人一人の行動と周りの人たちとの協力がとても重要です。一つの目標への取り組みの多くは、他の目標達成にもつながります。国連のガイドには、私たちが日常生活で簡単に取り入れられる行動が紹介されています。まずはSDGsがどういうものかを知ることから始めましょう。学校では環境・人権・国際理解など、さまざまな分野を学んでいます。SDGsの理念を知ることでそれらを横断的に学ぶことができ、社会の課題には関連があるということに気付いていきます。2030年には社会の担い手となっている中学生。予測が難しい社会変化の中で、課題に気付く力と新しい価値を創造する力が必要で、生徒たちにとってキャリア教育の一環として、SDGsは大事な学びであると思います。牧園中学校 校長米森 孝代さん(59)より良い未来をつくるため、みんなで協力しましょう。SDGsを知ってみんなで取り組もう牧園中学校世界の全てを同時に変えていくための目標がSDGs「世界はつながっている」そして「私も起点」それは、より良い未来をつくるための世界の約束SDGsSDGsは国や大きな企業が取り組むことという先入観がありました。でも世界の目標だからこそ、一人一人が意識しないと目標達成にはつながらないと感じました。生徒会活動と総合的な学習の時間で共同の取り組みを始めて、牧園中SDGsを一人でも多くの生徒に広げていきたいです。SDGsの学びを通して、社会・経済・環境のバランスが崩れてしまうと、幸せや豊かさを実感できない人が増えてしまうと感じました。さまざまな意見や立場の人がいる社会では、一人一人が選択する行動も違ってきます。目指す社会に向けて課題を共有し、協力し合うことが不可欠だと思います。生徒会長2年彌いよ永なが 琉りゅう希き君副会長2年中薗 天て麗れ紗ささん国連のガイドはこちらから→SDGsカードゲーム5 Kirishima City Public Relations, Japan 2021.3, Vol.337