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概要

広報霧島2021年3月号

地球温暖化や森林破壊、海洋汚染、食糧問題、エネルギー問題などさまざまな地球規模の環境問題が私たちの生活をおびやかしています。環境問題を解決し、良好な環境を将来の世代に引き継いでいくため、市では「環境基本計画」を策定しています。計画に掲げる施策のうち、ごみの減量化・資源化などについて、現状や一人一人ができる取り組みなどを紹介します。食品ロス対策は家庭から?「もったいない」は地球に優しい?食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことで、飲食店や小売店、各家庭などさまざまな所で発生しています。農林水産省・環境省の調べによると、平成29年に発生した食品ロスは約612万トンで、そのうち284万トン(約46%)は家庭からのものです。消費期限が過ぎたものや食べ残し、食べられる部分も一緒に捨ててしまっているなど理由はさまざまで、とても「もったいない」状況です。家庭から出る食品ロスは少しの工夫で減らすことができます。保存方法を見直すことで腐るのを防いだり、調理方法を工夫して食品の持つ栄養素を余すところなく味わえたりします。今回は環境にだけでなく家計にも優しい、家庭でできる「もったいない」の取り組みを紹介します。家庭でできる食品ロス対策には、記録をつけることが効果的です。環境省の事業で開発されたアプリ「食品ロスダイアリー」は、何をどのくらい捨ててしまったかを記録し、金額に換算。「もったいない」が一目で分かる※ウェブアプリです。登録・利用は無料でパソコンや携帯電話などインターネット環境があれば使えるので、ぜひ利用してみてください。野菜などの食材で捨ててしまいがちな皮や葉の部分ですが、その季節に採れる旬の野菜は、皮や葉まで軟らかくて食べやすく、栄養も豊富。例えば、大根の葉は根の部分よりも栄養価が高く、根にはないビタミンAなど数多くの栄養素を含みます。根の中でも、特に皮にはより多くの栄養素が含まれています。これは大根だけに限らず、ほとんどの野菜に当てはまります。たわしなどで丁寧に洗い、細く切ったり下ゆでをしたりするなど、調理の方法や味付けを工夫すれば、その食材を丸ごと味わうことができます。季節の食材を選ぶことや「もったいない」を意識して調理してみてください。「食品ロスダイアリー」でごみ減量地球にとをいー こ vol.3ポイントは季節の食材市食生活改善推進員福島 年子さん(68)地球にいーことをINTERVIEW※インストール不要でインターネットブラウザ上で利用できるアプリ。もったいない地域で採れた食材は、今が旬のものばかり。皮や葉まで丸ごと使い切るには、季節の食材を使うことから。使い切れなかった肉や魚などは冷凍庫へ。使いやすいように小分けにするのがこつです。平らにしてラップに包み、空気を抜いてファスナー付きの保存袋に入れます。使う時は加熱していないフライパンの上にラップのまま載せれば、30分程度で均一に解凍できますよ。使い切れない野菜は乾物にして保存。ベランダなど屋根のある場所で干し、使うときは水に浸して戻す(漬け汁も使える)。「食品ロスダイアリー」はこちらから→登録されたデータを基に「もったいない」を数値化した「食品ロスダイアリー」→を実践しましょう季節の食材 使い切れない野菜広報きりしま 8waste measures & lunch recipe