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更新日:2018年7月17日

住宅用火災警報器の奏功事例集

住宅用火災警報器を設置することにより命を救われた例、大事に至らなかった例など多くの奏功事例が報告されています。下記事例はその一部です。

就寝中の居住者が警報音で目覚めた奏功事例

  • 2階寝室で就寝していた男性(30代)が、1階和室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、1階居間で蓄熱式電気暖房器の後方から煙が出ているのを発見した。119番通報を行い、家族3人とともに屋外に避難した。
  • 居住者が就寝中、居間のストーブより出火したもの。住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、火災を発見した。その後、家族と協力して119番通報を行い、消火した。
  • 居住者が就寝中、たばこの不始末により、店舗併用住宅の事務所部分から出火したもの。階段に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、119番通報を行い、消火した。焼損は事務所内部のみで済んだ。

出火場所以外の場所にいた居住者が警報音に気付いた奏功事例

  • 居住者が、薪ストーブを使用したまま、買い物に出かけ、約1時間後に帰宅した。駐車場で住宅用火災警報器の警報音に気付き、急いで戻ったところ、薪ストーブの前に置いていた薪に火が燃え移り、部屋が黒い煙で充満しているのを発見した。窓を開け、近隣住民と協力して消火器で消火した。ぼやで済んだか、あと数秒気付くのが遅れたら全焼していた。
  • ストーブの上に干していた洗濯物が落下したため、出火したもの。1階居間でテレビを見ていた居住者が、階段に設置していた住宅用火災警報器の警報音に気付き、119番通報を行った。
  • 女性が朝食用に魚を焼くため、ガスこんろの魚焼きグリルに火をかけたことを忘れて出勤してしまったため、出火したもの。女性の家族が、台所に設置していた住宅用火災警報器の警報音に気付き、消火した。

高齢者が助かった奏功事例

  • 家主の妻が、ガスこんろで鍋に火をかけたまま寝てしまったため、空焚きとなり、発煙したもの。夫が、寝室に設置していた住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、ガスこんろの火を消し、水道水により鍋を冷却、窓と玄関の扉を開け、排煙した。近隣住民が、煙に気付き、119番通報を行った。
  • 一人暮らしの女性が、天ぷら鍋で揚げ物をしていて火を消し忘れてしまったため出火したもの。女性が居間でテレビを見ていたところ、住宅用火災警報器の警報音に気付き、座布団を天ぷら鍋に被せて消火した。
  • 70歳代の夫と重度障害者の妻が、2階寝室で就寝中、1階リビングから出火したもの。夫が階段に設置していた住宅用火災警報器の警報音に気付き、妻をベランダに避難させた後、水道水で消火した。警報音に気付いた近隣住民が119番通報を行った。

隣人、通行人等が警報音に気付いた奏功事例

  • 台所の電子レンジ付近から出火したもの。隣人が火元の住宅を訪問したところ、火元の住宅は留守で、住宅内から「ピーピー」という音と共に「ボン」という音が聞こえた。また、プラスチックが焼けるような臭いがしたため、施錠されていない窓を開けたところ、煙が上がっているのを発見し、119番通報したもの。
  • 油が入ったフライパンを火にかけたまま放置し、発煙したもの。アパート住民から大家へ「隣の部屋から警報音のような音が聞こえる。」と連絡があり、大家がマスターキーで鍵を開け、部屋に入ったところ、煙が充満しており、部屋の中で男性が倒れているのを発見した。大家がガスこんろの火を消し、火災には至らなかった。

放火、火遊び等における奏功事例

  • 寝室で子供の火遊びにより出火したもの。夫が就寝中、住宅用火災警報器の警報音で目を覚まし、妻と協力してバケツで水を掛け消火した。
  • 子供(3歳)が、リビングにおいてライターで火遊びをしていたため、近くにあった衣類等に着火したもの。隣の洋室に設置していた住宅用火災警報器が鳴動し、子供が騒いだため、奥の部屋で寝ていた母親が気付き、消火器で消火し、消防署に119番通報を行った。

その他(連動型住宅用火災警報器や緊急通報システムによる奏功事例など)

  • 居住者が、台所のガスこんろで魚を焼いている最中に、その場を離れてしまったため、発煙したもの。魚焼きグリルから出た大量の煙に連動型住宅用火災警報器が作動して、別の部屋にいた居住者が早期に気付くことができた。火災には至らなかった。
  • 一人暮らしの女性(70代)が、ガスこんろで鍋に火をかけたままその場を離れてしまったため、内容物が焦げ、発煙したもの。そのため台所に設置していた住宅用火災警報器が作動した。この住宅用火災警報器は、ホームセキュリティーサービスに加入していたため、警備会社に通報があり、警備会社から消防署に通報されたもの。火災にならずに済んだ。
  • 燃料カートリッジタンクのキャップの締め付けが不完全だったため、漏れ出た灯油に石油ストーブの火が引火し、燃え広がったもの。居住者が、緊急通報システム(独居老人専門)にて消防へ通報したところ、指令室職員が、住宅用火災警報器の警報音に気付き、消防車両を出動させ、大事には至らなかった。

お問い合わせ

消防局予防課予防係

〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央3-41-5

電話番号:0995-64-0119

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