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更新日:2017年5月17日
国分平山地区で毎年正月に開催される「鬼火焚き」の準備作業が、12月29日に行われました。鬼火焚きは今年で25回目を迎える大切な伝統行事。高齢化率が5割を超える、いわゆる限界集落の平山地区では、年々人手が足りなくなり、作業に若い力を借りたいと第一工業大学に依頼。今回は学生6人も参加し、作業が行われました。
地域の方の指導のもと、学生らは竹の切り出し、運搬からやぐらを組むところまで、初めての経験に汗を流しました。参加した3年の三好聖南(せな)君(21)は「まちの高齢化を間近に感じ、若者が協力して町おこしをしていかないといけないと思いました。やぐらを作る作業はもちろん、地域の方との交流が楽しかったです。いい経験になりました」と笑顔で話していました。
鬼火焚きのイベントは1月3日に平山地区コミュニティ広場で開催され、晴天の中、やぐらを駆け上がり燃え盛る炎と、平山やまびこ太鼓の迫力ある演奏に、会場はおおいに盛り上がりました。
万膳小学校の校内ニジマス釣り大会が12月20日、同小であり全児童15人と保護者らが参加しました。命の尊さと食べ物への感謝を学ぼうと、40年以上続く恒例行事です。用意したニジマスは約2千匹。10月、校内のプールに稚魚が放流され、児童が飼育してきました。
同小のプールは天然の湧き水を使用。きれいな水で20cm以上に育ったニジマスが釣り上がるたび、児童らの笑顔が弾けました。この日釣り上げられた約40尾は炭火で塩焼きにされ、全員がおいしそうに頬張っていました。残さず食べた後「ごちそうさまでした」と手を合わせた3年の池田二葉(ふたば)さん(9)は「釣り針を外すのが難しかった。かわいそうだったけど、大事に食べました」と話しました。
毎年12月30日と翌年1月2日には、残ったニジマスを一般に開放し100人以上が訪れるとのこと。釣った魚は1尾200円で持ち帰ったり塩焼きを味わったりできます。
高齢者をねぎらい長寿を祝おうと、霧島地区に住む88歳以上の在宅高齢者117人に手打ちそばと赤飯を配布する取り組みが12月19日に行われました。
同地区では昭和51年から狭名田(さなだ)地区青壮年部が用意する手打ちそばなどを配っていましたが、担い手の高齢化で平成23年に中断。市社会福祉協議会霧島支所が、赤い羽根共同募金の配分金を活用して今年から活動を引き継ぎました。そばや赤飯は同地区永水の主婦グループ・永水ソバーズ4人の指導で同所職員5人が作り、民生委員児童委員17人が配布を手伝いました。
永水で一人暮らしの坂元サチさん(92)は、訪問した委員からそばと赤飯を受け取ると「そばは大好き。いつも見守っていただきありがたい」と感謝していました。取り組みを提案した同所の四本廣美さん(64)は「これまで社会に貢献してきてくれた方々に心を込めて用意しました。ぜひ来年以降も続けたい」と話しました。
霧島温泉駅花いっぱい美化活動が11月30日、牧園町のJR霧島温泉駅であり、霧島高校の生徒120人や地域住民30人が参加。パンジーやビオラ、ナデシコなど約300本を駅ホームのプランターや花壇に植えました。
同駅を列車で通過する観光客や駅利用者を花いっぱいにして歓迎しようと、霧島温泉駅花のある駅づくり実行委員会が平成11年から毎年2回程度実施。同校は7年前から一緒に美化作業を行っています。
同高2年の西田彩乃さん(17)は「訪れた人が笑顔になってくれるよう大切に花を植えました。これからも駅をきれいな花でいっぱいにしておもてなしをしたい」と話しました。
来年3月に閉校となる福山中学校で11月30日、関西フィルハーモニー管弦楽団の演奏会がありました。文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」により実現。同中の生徒5人をはじめ、福山小学校の児童29人、教職員やPTA、地域住民など、約150人がプロのオーケストラの迫力ある演奏を楽しみました。
指揮者の体験もあり、生徒代表が指揮棒を振ると会場からは歓声が上がりました。
演奏会の最後には、全校生徒5人が9月末から練習してきたトーンチャイムという楽器で唱歌「ふるさと」をオーケストラと一緒に演奏。生徒たちは緊張しながらも息の合った美しい音楽を奏でました。
生徒会長の中園侑汰さん(14)は「人数が少なくて文化祭ができずに寂しかったですが、5人で最高の演奏ができました。オーケストラの演奏で校歌も歌い、貴重な経験ができました」と笑顔で話しました。東京から帰省していた濱田美保子さん(75)は「生徒やオーケストラの素晴らしい演奏に感動しました。感無量です」と涙ぐみながら話しました。
第13回霧島・食の文化祭が11月27日、霧島田口の霧島保健センターでありました。
「子や孫の残したい料理は何ですか」をテーマに、NPO法人食育研究会が開催。煮しめやちまきなど家庭料理や郷土料理の展示では、熱心に見入ったりレシピをメモしたりする参加者であふれました。
そのほかお茶を飲みながら地域のおばあちゃんを囲む「ちゃぶ台カフェ」や鹿児島女子短期大学生による食育に関する紙芝居の披露、石臼でのきな粉作り体験などがありました。
霧島田口の橋本和子さん(77)は「どの料理も家庭の雰囲気が伝わり勉強になりました。ちゃぶ台カフェも楽しかったです」と喜んでいました。
国分の本戸地区公民館と曽於・都城共生きの会が主催する共生き交流会が11月13日、本戸地区公民館で行われました。これは3年前に本戸地区にUターンした稲元義次さん(69)が共生きの会関係者と知り合いだったこともあり、地域を盛り上げたいと本戸地区で開催するようになったイベントで、今年で3回目。公民館に作られた特設ステージで、舞踊や尺八、ゴッタン、太鼓の演奏などが行われたほか、本戸自慢の新米おにぎり、地元で採れた野菜料理やカレーなどが振る舞われました。
同地区は霧島市内で一番高齢化率が高い地区(約75%)ですが、地域住民をはじめ、市内外から多くの人が訪れ、会場は大いに盛り上がりました。
国分平山地区で平山祭りが11月6日、平山小学校でありました。同小の学習発表会と校区内の文化祭を一緒に行うもので、今年で13回目を迎えます。
学習発表会では2学年ごとに分かれ、劇や体操、ダンスなどを披露し、最後は全員で和太鼓演奏とオリジナル曲の合唱を披露。文化祭では、地域の人がフラダンスや寸劇などを行い、観客からは歓声が湧きました。
朗読とダンスを披露した6年の山﨑航毅(こうき)君(12)は「1か月半にわたり練習しました。発表するときは緊張しましたが、地域の人が楽しんでくれてうれしかったです」と話しました。
今年で35回目を数える「霧島市みぞべ秋祭り」が、10月30日、上床公園グラウンドで開催されました。これまでは、文化祭と農業祭を合わせて開催していましたが、今回から農業祭主体の祭りに一新!
会場では、ブリの解体ショーやカボチャの重量当て、大声コンテスト、ポニーの馬踊り、お楽しみ抽選会などさまざまなイベントが行われたほか、秋風に誘われ訪れた600人以上の人々は、露店で出される秋の味覚に舌鼓を打ちながら、思い思いの時間を過ごしていました。
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