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概要

霧島市市勢要覧2014

火山噴火対策平成23年1 月26日に霧島山の新燃岳(1,421㍍)が噴火。翌日には享保の噴火以来、約300年ぶりとなる本格的なマグマ噴火を起こしました。この時、環霧島会議※で事前に作成していた霧島火山防災マップが役立ち、市ではその後、新燃岳安全対策マップを作成・配布。災害時に備えています。一方、平成26年1月12日に大正噴火から100年目を迎えた桜島は、依然として活発な活動を続けています。市では不測の事態に備え、住民、消防、警察、自衛隊などの関係機関と連携した防災訓練を実施しています。また、災害情報を速やかに正確に伝えるために、新燃岳から5㌔圏内にモーターサイレンと民家、事業所、宿泊施設に戸別受信機を取りつけました。平成24、25年度には噴石を避けるための避難壕を設置し、市民や観光客などの安全確保に努めています。全国からの支援観光業などに大きな打撃を与えた新燃岳の噴火に対し、全国から数多くの支援が寄せられました。義援金は1,000万円を超え、空振被害を受けた方へ見舞金を支給しました。また、火口に近い幼稚園や保育園には子どもたちに安全帽などが届きました。避難対象区域の情報伝達手段整備(5㌔圏内)避難対象地域の住民と宿泊施設などに災害情報などを速やかに、正確、迅速に伝達するための整備をしました。■設置箇所◎戸別受信機(41台)◎ モーターサイレン(5基)(新湯展望台バス停北側・栄之尾地区・霧島神宮台・湯之野三叉路付近・高千穂河原)◎避難壕(3か所)(高千穂河原、湯之野三叉路付近、大浪池登山口)◎標高表示看板(155か所)速やかな避難行動をとり防災に対する意識を高めます。過去の大規模噴火から想定した新燃岳の災害区域予測図(霧島火山防災マップから抜粋)依然として活発な活動を続ける桜島戸別受信機標高表示看板モーターサイレン新燃岳噴火の空振による窓ガラスの被害贈られた安全帽をかぶる園児※ 霧島山を取り巻く5市2町(鹿児島県霧島市、曽於市、湧水町、宮崎県都城市、小林市、えびの市、高原町)の広域連携。P6参照。避難壕31