水道管の防寒は大丈夫ですか
寒さが厳しくなる12月から2月は、水道管内の水が凍結、膨張し破損しやすくなります。
霧島市でも平成28年1月、寒波の影響で水道管や給湯器の配管が破裂したり、水の出が悪くなったりするなどの被害が発生。業者には3千件を超える修繕依頼がありました。
水道管が凍結、破損すると、炊事や洗濯、入浴、トイレなど日常生活が不便になるばかりでなく、修繕費などの負担もかかります。
特に凍結しやすいのは、屋外にむき出しだったり、日が当たらなかったりする水道管です。
寒くなる前に対策を取り凍結を防ぎましょう。
凍結を防ぐには
- 厚手の布やホームセンターなどで売られている水道管用の保温材などを活用しましょう。水道管に巻き付け、その上から布ガムテープなどで縛り直接外気に触れないようにしてください(写真1、2、3)。
- 蛇口からポタポタとつまようじ1本ぐらいの水を流し続けると、水流があるので凍りにくくなります。(出した分の水は自己負担)
- 旅行や帰省などで長期間、家を不在にする場合は、水道管内の水が滞り、凍結する危険性が高まります。漏水しても気付きにくく、水道料金が高額になる恐れがあります。必ず水道の止水栓を閉めて外出するようにしましょう(写真4)。
むき出しの水道管(写真1)
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タオルなどの厚手の布を水道管に巻き付ける
(写真2)
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布ガムテープなどで固定
(写真3)
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水道メーター器ボックス内の止水栓を確認。
右に回すと水が止まる。
(写真4)
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水道管が凍ってしまったら
- 熱湯をかけると破裂することがあります。自然に溶けるのを待つか、凍った部分にタオルなどを被せてゆっくりとぬるま湯をかけてください。
- 溶けたときに蛇口が開いたままだと一気に水が流れ出るので、蛇口は必ず閉めておきましょう。
水道管が破裂してしまったら
- 水道管が破裂した場合は、すぐに水道メーターの近くにある止水栓を回して水を止めてください。そのために、日頃からメーターボックスや止水栓の場所を確認し、止水栓を止める道具をホームセンター等で購入しておきましょう。
- 止水栓が見つからない場合はガムテープなどで一旦水を防ぎ、市水道部指定の水道業者に修理を依頼してください。霧島市指定給水装置工事事業者一覧
- 水道部指定の水道業者を装った業者が、漏水以外の工事を勧誘することがありますのでご注意ください。
その他に気を付けること
- 給湯器は、給水用バルブを閉めて、本体下についている水抜きの栓を開いてカラにすることで本体内部の破裂を防ぐことができます。使用を再開する時には、給水用バルブを開け、水抜き栓を閉めることを忘れないようにしましょう。
- 管理されている空き家などは、必ず水道の元栓を閉めておきましょう。
- もしもの断水に備えて、飲み水を汲み置きしたり、浴槽の残り湯は溜めたままにしておきましょう。