風しんについて
風しんとは
- 感染者が咳やくしゃみなどでウイルスを飛び散らすことによって飛沫感染します。
- 感染してから症状が出るまでの潜伏期間が2~3週間で、軽い風邪のような症状から始まり、発熱、発疹、首のリンパ節が腫れるなどの症状が出ます。
- 大人の場合には重症になることが多く、発症して2~3日では治りにくくなります。
- 妊娠初期の妊婦が風しんウイルスに初感染すると、胎児に感染して、先天性風しん症候群(難聴、先天性心疾患、白内障や網膜症など)を持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。
風しんの予防について
- 外出後の手洗い、うがいや咳エチケットなどに気をつけてください。
- 急な全身性の発疹や発熱などの症状が現れたら、事前に連絡の上早めにかかりつけ医等を受診してください。
- 受診の際にはマスクを着用し、咳エチケットを守るなど、感染を広げないように注意してください。
- 予防接種は効果的な予防策の1つです。定期予防接種対象の方は確実に受けていただくとともに、予防接種歴が分からない、風しんにかかったかどうか分からない場合は、抗体検査やワクチン接種を検討してください。
- 学校等は集団発生を起こしやすい場であることから、定期接種を受けていない小学生、中学生、高校生、大学生等について接種勧奨を行ってください。
- 職業上感染の拡大の影響のある、医療関係施設、保育施設、学校等においては、予防接種について検討してください。
- 鹿児島県では、生まれてくる子どもを先天性風しん症候群から守るため、妊娠を希望する女性やその配偶者を対象とした無料の抗体検査を実施しています。詳しくは最寄りの保健所、県庁健康増進課にお問い合わせください。
MR(麻しん風しん混合ワクチン)の定期接種について
以下の対象のお子さんに関しては、定期予防接種として無料で予防接種を受けることができます。
1期・・・1~2歳未満
2期・・・就学前の1年間(年長児)
上記の対象者以外の方が予防接種を受ける場合は任意接種(有料)となります。詳しくは医療機関にお問い合わせください。
MR(麻しん風しん混合ワクチン)の任意接種(有料)について
下記の1~3に該当する方のうち、風しんの予防接種を受けたことがない人は、風しんの予防接種を受けるようご検討ください。
下記の1~3に該当する方は、原則任意接種(有料)となります。
- 30代~50代の男性(現在30代~50代の男性の間で感染が拡大しています。)
- 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
- 10代後半から40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者)
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。
風しんの症状が現れたときは
- 医療機関に症状等を電話で伝え、注意点を確認してから受診しましょう。
- 登校や通勤を控える基準は、発疹が消失するまでとなっています。医療機関の指示に従ってください。
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風しんの追加的対策について
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性に関する抗体検査・予防接種については、下記リンクを参照してください。