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更新日:2020年4月23日

多重債務とは

複数の業者から借金をしていて、返済が困難になっている状況を多重債務と言います。

多重債務というと、お金にだらしない人が陥るイメージがあるかもしれませんが、その理由の大半は、「生活苦」「病気」「失業・転職」「給与の減少」「債務の返済・肩代わり」などで、生活費や教育費などを補うためであることが明らかになっています。

少額であれば最初は誰もが返済できると思い、高金利のお金を借りています。

しかし目の前の借金を返せず、他から借り入れた借金で返済する状態こそが多重債務に陥るメカニズムです。この状態になると、借金額はどんどん雪だるま式に増える一方となってしまいます。

 

多重債務に陥らないように

多重債務に陥らないように、以下のことに注意しましよう。

  • 買い物で軽々しくクレジットやキャッシングを使わない。
  • 毎月の支払いは、日常生活で無理のない程度に抑える。(最大でも収入の20%が限度です。)
  • 借金返済のための借金をしない
  • たとえ友人・知人であっても、名義を貸さない。名義を貸せばあなたの借金です。
  • どんなに親しい友人・家族であっても、安易に連帯保証人を引き受けない。
  • ヤミ金融の可能性が高い「低金利」「ブラックOK」などと勧誘する業者は、絶対に避ける。

 

多重債務で困っても、ヤミ金融には絶対に手を出さないで!

正規の貸金業者は、国(財務局)・都道府県で貸金業登録を受けています。

ヤミ金融から連絡があっても、毅然とした態度で無視しましょう。

SNSなどを通じた個人での金銭の貸し借りによる被害が増加しています。個人を装ったヤミ金融業者による違法な高金利の貸し付けや個人情報が悪用され、更なる犯罪被害やトラブルに巻き込まれる危険があります。

ヤミ金融の手口は巧妙で手が込んでいます。実際の被害や手口、ヤミ金融業者の情報を確認し、被害にあわないようにしましょう。

日本貸金業協会「ヤミ金被害の実例と悪質業者の検索」(外部サイトへリンク)はこちら

ギャンブル等ののめり込みによる借金の場合、安易な肩代わりはやめましょう。

  • ギャンブル等依存症は病気です。特定の行動をコントロールする脳の機能が弱くなり、自分の意思ではやめられない状態になってしまっています。
  • ご家族が借金の肩代わりをしたり、病気を理解しないまま借金の返済を進めると、適切な治療・診断に結びつかず、逆に新たな借金を作ってしまったり、病気の回復を妨げてしまうことがあります。
  • ギャンブル等ののめり込みによる借金と思われる場合、専門の医療・相談機関(全国の保健所・精神保健福祉センター等)に相談の上、借金返済の相談を進めましょう。
  • 本人が回復の必要性を自覚するまでには時間がかかることから、周囲の方々が専門の機関に相談して、「適切なサポート」の仕方を知ることからはじめましょう。

問い合わせ先;鹿児島県精神保健福祉センター/099-218-4755

 

貸付自粛制度について

浪費やギャンブル等依存症による借金により、ご本人やそのご家族の生活に支障を生じさせる恐れがある場合、日本貸金業協会または全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター)に登録することで、貸金業者などから新たな借入れを自粛する制度です。

注;申告できるのは原則ご本人のみです。

日本貸金業協会または全国銀行協会(全国銀行個人信用情報センター)のどちらかへ申告することで、3つの信用情報機関((株)日本信用情報機構(JICC)、(株)シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センター)に、貸付自粛情報が登録されます。

問い合わせ先;

日本貸金業協会/貸金業相談・紛争解決センター(外部サイトへリンク)

0570-051-051(ナビダイヤル)

全国銀行個人信用情報センター(外部サイトへリンク)

0120-540-558(フリーダイヤル)、03-3214-5020(携帯電話・PHSから)

 

お問い合わせ

霧島市消費生活センター(商工振興課内)
〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1
電話番号:0995-64-0964

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