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更新日:2017年2月2日

まちの話題(平成28年12月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

限界集落にマンパワー集結

国分平山地区で毎年正月に開催される「鬼火焚き」の準備作業が、12月29日に行われました。鬼火焚きは今年で25回目を迎える大切な伝統行事。高齢化率が5割を超える、いわゆる限界集落の平山地区では、年々人手が足りなくなり、作業に若い力を借りたいと第一工業大学に依頼。今回は学生6人も参加し、作業が行われました。

地域の方の指導のもと、学生らは竹の切り出し、運搬からやぐらを組むところまで、初めての経験に汗を流しました。参加した3年の三好聖南(せな)君(21)は「まちの高齢化を肌で感じ、若者が協力して町おこしをしていかないといけないと思いました。やぐらを作る作業はもちろん、地域の方との交流が楽しかったです。いい経験になりました」と笑顔で話していました。

鬼火焚きのイベントは1月3日に平山地区コミュニティ広場で開催。晴天の中、やぐらを駆け上がり燃え盛る炎と、平山やまびこ太鼓の迫力ある演奏に、会場は大いに盛り上がりました。

鬼火焚き準備の様子

鬼火焚き準備の様子2

鬼火焚き準備の様子3

鬼火焚き準備の様子4

鬼火焚き準備の様子5

鬼火焚き準備の様子6

マイクロカット(株)が市と立地協定

光通信金属精密部品や通信機器部品を製造するマイクロカット株式会社が、工場を増設するため12月26日、市と立地協定を締結しました。スマートフォンやパソコンなどの普及に伴い、情報通信機器関連金属部品の需要が大幅に拡大。顧客の増産要望に対応するため、生産設備の増設が必要になったためです。建物面積1,626平方メートルで、新たに地元から50人の雇用を予定、平成30年8月の操業を目指します。

同社は平成15年1月に創業、世界に通用する最先端のものづくり集団を目指して、人、製品、環境の発展向上に取り組んでいます。

同社の高木治邦(はるくに)代表取締役は「社員一丸となって顧客や地域のために貢献したい」と話しました。

マイクロカット株式会社との立地協定の様子

正月に向け干支の置物披露

平成29年の干支である「酉」にちなんだフクロウの置物が12月21日、市役所横川総合支所のロビーで披露されました。置物は横川町の主婦・渕脇久子さん(79)が還暦祝いに制作を始めたもので、今回が21作目。翌年の干支の動物で「働く」をテーマに作られ、毎年この時期に同所へ設置しています。

制作期間は約1か月、置物の高さは45cm。ベースとなる型は軽く加工しやすい断熱材、足は紙粘土、目は玩具の丸いカプセルを使用。羽などは1枚ずつ剥いだ松かさを接着剤で付け、毛並みを表現しました。渕脇さんは「姿は本などを参考にしました。年末年始の交通安全に目を光らせ、フクロウの名前の通り“フク(福)”を運んでくれたら」と出来栄えに満足そうでした。この置物は1月31日まで飾られます。

渕脇久子さんとフクロウの置物

フクロウの置物

拉致解決へ署名簿・募金贈呈

北朝鮮に拉致された被害者と拉致された疑いのある特定失踪者の家族を支援しようと、12月1日から16日にかけて霧島市役所ロビーで集められた788人の署名と9万7千円の募金の贈呈が12月20日、市役所でありました。

今年、霧島市では拉致被害者・市川健一さんの兄・修一さんらによる講演会や、拉致被害者・横田めぐみさんのドキュメンタリーアニメの上映、霧島国分夏まつりでの署名・募金活動などを行いました。

特定失踪者・田中正道さんの妹で、国分の村岡世(いくよ)さん(66)は「皆さんからの募金に感謝します。集まった署名が私たちの活動の励みになります。一日も早く全員が無事に帰ってきてほしい」と話しました。

署名簿・募金贈呈の様子

ニジマス釣りで命の授業

万膳小学校の校内ニジマス釣り大会が12月20日、同小であり全児童15人と保護者らが参加しました。命の尊さと食べ物への感謝を学ぼうと、40年以上続く恒例行事です。用意したニジマスは約2千匹。10月、校内のプールに稚魚が放流され、児童が飼育してきました。

同小のプールは天然の湧き水を使用。きれいな水で20cm以上に育ったニジマスが釣り上がるたび、児童らの笑顔が弾けました。この日釣り上げられた約40尾は炭火で塩焼きにされ、全員がおいしそうに頬張っていました。残さず食べた後「ごちそうさまでした」と手を合わせた3年の池田二葉(ふたば)さん(9)は「釣り針を外すのが難しかった。かわいそうだったけど、大事に食べました」と話しました。

毎年12月30日と翌年1月2日には、残ったニジマスを一般に開放し100人以上が訪れるとのこと。釣った魚は1尾200円で持ち帰ったり塩焼きを味わったりできます。

万膳小学校の校内ニジマス釣り大会

万膳小学校の校内ニジマス釣り大会2

万膳小学校の校内ニジマス釣り大会3

万膳小学校の校内ニジマス釣り大会4

万膳小学校の校内ニジマス釣り大会5

地域をつなぐ文集50号発行

文集『けやき』第50集記念号発行を祝う式典が12月19日、木原小・中学校であり、児童・生徒や教職員、保護者、地域住民ら約80人が参加しました。

文集は、50年前から毎年発刊。木原小中学校の児童・生徒が、作文や詩を通して豊かな表現力を身に付けることができるようにと始まりました。

渡山敏信校長(60)は、「木原で学ぶ9か年の成長過程が凝縮されている『けやき』。その時代を過ごした子どもたちの将来の夢や学校行事の思い出、家族や地域行事の思い出など、50年間の木原の様子が鮮明に読み取れます」と話しました。

同中3年の今園直希君(15)は、「『けやき』を見ると、当時の先輩方のことが分かり、50年間続けていただいていることに感謝です」とほほ笑みます。

文集『けやき』第50集記念号発行を祝う式典1

文集『けやき』第50集記念号発行を祝う式典2

文集『けやき』第50集記念号発行を祝う式典3

文集『けやき』第50集記念号発行を祝う式典4

煎茶で農林水産大臣賞を受賞

第70回全国お茶まつり三重大会で、溝辺町の有村(幸)製茶・有村幸二さん(53)が全国茶品評会普通煎茶10kgの部で1等1席を獲得、農林水産大臣賞を受賞し12月19日、報告のため霧島市役所を訪れました。

同部には静岡県や宮崎県など9府県から96点が出品。有村さんの煎茶は、色や香り、渋味などの審査で満点を獲得。有村さんの同賞受賞は、平成23年に開催された全国お茶まつり鹿児島大会に続き2度目、有村(幸)製茶としては通算3度目の受賞になります。

有村さんは「1席を獲ることができとてもうれしいです。全国に霧島茶を知ってもらうことができました。後継者を育てながら今後も品質のいいお茶を作っていきたい」と喜んでいました。

有村(幸)製茶・有村幸二さん(53)

高齢者にそばと感謝を手渡し

高齢者をねぎらい長寿を祝おうと、霧島地区に住む88歳以上の在宅高齢者117人に手打ちそばと赤飯を配布する取り組みが12月19日に行われました。

同地区では昭和51年から狭名田(さなだ)地区青壮年部が用意する手打ちそばなどを配っていましたが、担い手の高齢化で平成23年に中断。市社会福祉協議会霧島支所が、赤い羽根共同募金の配分金を活用して今年から活動を引き継ぎました。そばや赤飯は同地区永水の主婦グループ・永水ソバーズ4人の指導で同所職員5人が作り、民生委員児童委員17人が配布を手伝いました。

永水で一人暮らしの坂元サチさん(92)は、訪問した委員からそばと赤飯を受け取ると「そばは大好き。いつも見守っていただきありがたい」と感謝していました。取り組みを提案した同所の四本廣美さん(64)は「これまで社会に貢献してきてくれた方々に心を込めて用意しました。ぜひ来年以降も続けたい」と話しました。

手打ちそば

そば打ちの様子

配布の様子

そば打ちの様子

国分川内の交通死亡事故現場診断・検討会

霧島警察署主催による交通死亡事故現場診断が12月16日、国分川内で、地元公民館長・自治会長、自治体関係者、道路管理者、交通安全協会などの関係機関・団体を交えて開催されました。

参加者は、11月28日に発生した国分川内の国道において、車道にいた83歳男性が、50代男性が運転するトラックにはねられて死亡した事故現場を視察後、検討会を行いました。

検討会では、照明の設置、ドライバーへの安全運転の意識付け、高齢者に対する交通安全教育の強化、交通取り締まりの強化などが有効であるとの意見が出されました。

霧島警察署長あいさつ

現場の視察状況

霧島警察署交通課の説明

検討会の状況

二木選手が後輩へメッセージ

創立20周年を迎えた国分の青葉小学校の20周年記念式典が12月10日、同小でありました。児童によるソーラン節や合唱、唄者・中村瑞樹(みずき)さんと国分在住の大山結奈(ゆうな)さんによる20周年を祝う島歌などが披露されました。式典の最後には、同小出身でプロ野球・千葉ロッテマリーンズで活躍する二木(ふたき)康太選手(21)が登場し歓声が起こりました。

二木選手は「夢や目標を持つことが大切。辛いことがあっても成長させてくれる。いつも感謝する気持ちを忘れず、友達や両親を大切にしてください」と児童へメッセージを送りました。その後、「今まで一番早く投げた球は何kmですか」など児童からの質問に答えたり、キャッチボールをしたりして交流を深めました。

青葉小学校の20周年記念式典1

青葉小学校の20周年記念式典2

質問に答える二木選手

二木選手とのキャッチボールの様子

横川の肉用牛繁殖農家が栄誉

公益社団法人中央畜産会が主催する平成28年度全国優良畜産経営管理技術発表会で、横川町の肉用牛繁殖農家・久留須(くるす)茂さん(57)の経営する(株)玉牧場が農林水産大臣賞を受賞しました。霧島市からの受賞は初めて。この発表会は、優秀な経営や経営課題への取り組み事例を紹介し、畜産経営の改善を図ることを目的に実施。審査は全国の会員(171組織)から推薦を受けた事例のうち、最終審査に選ばれた8事例が発表を行い、玉牧場を含む最優秀賞4点と優秀賞4点が決まりました。

玉牧場は平成18年に株式会社化し、現在妻・息子の3人で繁殖牛204頭を飼養。日齢に応じて管理牛舎を分けて個体管理し、牛の健康状態などを毎日2回掲示板に記載して情報共有、病気の早期発見・治療に努めています。また受精回数ごとに牛に色別のテープを貼り、繁殖状況を“見える化”するなどの工夫で、効率的に高収益の経営を維持していることが高い評価を受けました。

12月9日、結果報告のため霧島市を訪れた久留須さんは「来年の農林水産祭で畜産部門の最高賞を取れるよう、さらに努力していきたい」と抱負を語りました。

久留須(くるす)茂さん

年末年始特別警戒出発式

年末年始の交通事故防止運動・地域安全運動に伴う「年末年始特別警戒」の出発式が、12月9日に霧島市お祭り広場駐車場であり、霧島警察署、交通安全協会、安全運転管理協議会、霧島地区防犯協会、そのほか関係者が参加しました。

「霧島市あんしん・あんぜん検定」の成績優秀者の表彰式、有馬霧島警察署長、前田霧島市長のあいさつの後、国分児童クラブによる和太鼓演奏が行われました。

出発申告の後、白バイ隊やパトカー、青パト隊が、パトロールに出発し、市民の皆さんに「あんしん・あんぜんなまちづくり」を呼び掛けました。

年末年始特別警戒」の出発式1

年末年始特別警戒」の出発式2

年末年始特別警戒」の出発式3

年末年始特別警戒」の出発式4

母の会が飲酒運転根絶運動

年末年始の交通事故防止運動に伴い、霧島市交通安全母の会による県下一斉飲酒運転根絶運動キャンペーンが、12月7日、10日、13日、14日に国分、隼人、横川、牧園、霧島、福山の各地区で行われました。

キャンペーンでは各地区の交通安全母の会の会員が、買い物客やドライバーに対してチラシなどを配布し、「霧島市内で交通死亡事故が多発してます。飲酒運転はやめましょう」と飲酒運転根絶を呼び掛けました。

国分地区の実施状況

隼人地区の実施状況

横川地区の実施状況

霧島地区の実施状況

マレーシアの学生が異文化交流

霧島市と交流が続くマレーシアのマラッカ市セントフランシス学院の高校生ら10人が11月30日から12月7日まで霧島市を訪問、ホームステイをしました。マラッカ市との交流は平成16年から開始。毎年相互に中高校生を派遣するなどの交流を行っています。

国分高校では書道を体験、生徒に教わりながら「笑」や「月」などの漢字を書きました。最初は話し出せない様子でしたが、筆の使い方や書き方の順番を教わるうちに話が弾み、時折笑顔がこぼれました。その後、同高生徒会とお茶を飲みながら、互いの学校生活や好きなミュージシャンの話などで盛り上がり、最後は全員でマレーシアの伝統的なダンスを一緒に踊りました。

同学院のエリック・リー・ヨンチャンさん(16)は「書道や温泉、着付けなど日本の伝統的な文化に触れることができ、とても楽しかったです」と話し、同高2年の大野貴(こうき)さん(17)は「英語で話すのは難しかったですが、マレーシアの学校で学んでいることや文化を知ることができて勉強になりました」と話しました。

マラッカ市セントフランシス学院の高校生ら

マラッカ市セントフランシス学院の高校生ら2

マラッカ市セントフランシス学院の高校生ら3

マラッカ市セントフランシス学院の高校生ら4

街なかをともすエコな光

再利用したペットボトルなどで作るイルミネーションを太陽光発電でともす第6回ecoイルミネーションの点灯式が12月4日、市民会館前広場でありました。霧島商工会議所青年部の主催で、市内の事業所や学校、NPOなど12団体が出展。午後7時のカウントダウンと共に、ハートやヒマワリ畑など今年のテーマ「LOVE」をイメージしたオブジェ12点に赤や青、黄色などの淡い光がともると、詰め掛けた多くの来場者から拍手や歓声が起こりました。

同時に国分のラーメン屋9店舗が出店するラーメンショーや地元ミュージシャンのコンサート、自転車発電大会などもあり、過去最大の盛り上がりを見せました。

隼人から家族で訪れた前田未希子(みきこ)さん(30)は「光がとてもきれいで子どもがすごくはしゃぎました。来年もまた来たい」と喜びました。

点灯は毎日12月25日まで(午後6時~10時)です。

第6回ecoイルミネーションの点灯式

第6回ecoイルミネーションの点灯式2

第6回ecoイルミネーションの点灯式3

第6回ecoイルミネーションの点灯式4

第6回ecoイルミネーションの点灯式5

第6回ecoイルミネーションの点灯式6

霧島小児童らが清掃活動

霧島小学校の児童や保護者約50人がウオーキングをしながらごみを拾う「クリーン・ウオーキング」が12月4日にありました。

環境問題に関心を持ち観光客へのおもてなしの心を育んでもらおうとPTA活動の一環として毎年行われています。今年は参加者を6班に分け、拾ったごみの種類と量でポイントを付けるチーム対抗戦を実施。コースは約6kmで、児童らは同小を出発し、霧島神宮や霧島神話の里公園などを歩きました。

5年の濱田優(はゆ)さん(11)は「観光客が多いところは飲んだ後の缶や瓶が多くてびっくりしました。ほかのチームに負けたくなかったので一生懸命ごみを拾いました」と話しました。

クリーン・ウオーキング

クリーン・ウオーキング2

クリーン・ウオーキング3

横川町の米が食味県1位評価

九州のお米食味分析鑑定チャレンジ予選審査が11月、熊本県菊池市であり横川町上ノの米農家・本村竜見(もとむらたつみ)さんのヒノヒカリが鹿児島県で1位になりました。審査会は九州の米農家の底上げを図ろうと、米どころの同市が初めて開催。九州全域の個人農家から1,072検体、鹿児島県からは伊佐市などを含め118検体が出品され、本村さんは全体で26位でした。審査に使用された食味分析計は、国際規模の米の審査会でも使用される静岡製機(株)のものを使用し、米の水分や旨味成分などが精密に数値計測されます。

本村さんが米を作る小脇地区は、源流にほど近い天降川流域に約50戸の農家が15haを栽培、うち3haを本村さんが作っています。本村さんは「県内の米どころに引けを取らない米ができてうれしい。水がきれいな地域だからこそ。今後は肥料などを工夫してもっとおいしい米を作りたい」と笑顔で話しました。

本村竜見(もとむらたつみ)さん

本村さんのヒノヒカリ

天降川源流の画像

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