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更新日:2025年7月2日
新燃岳の噴火に対する状況についてご報告いたします。
先月22日に、平成30年以来7年ぶりに新燃岳が噴火しました。噴火は、同日中に一旦停止したものの、翌23日に4,000トンの火山ガスの放出量を観測し、火山活動がさらに高まった状態になったことから、気象台が同日18時30分に噴火警戒レベルを2から3に引き上げ、警戒が必要な範囲を火口から概ね2キロメートルから3キロメートルへ拡大することを発表しました。
本市では、気象台の発表を受けて、直ちに庁内関係課における情報共有会議を行い、今後の対応等について共有を図り、防災行政無線や市公式アプリ「きりしま防災・行政ナビ」等で市民へ注意の呼びかけを行いました。また、市ホームページのトップ画面に新燃岳に関する情報を特設して、火山に関する情報などを随時掲載することにより、市民や登山者、観光客に対して注意喚起を行いました。
現在の状況としましては、6月27日午前10時25分に発生した噴火が、現在も継続しております。本日7月2日に観測した新燃岳の噴火により、霧島市においても降灰が確認されておりますので、視界が悪い地域では通行に十分に注意してください。なお、火口から風下の地域では、今後も降灰の影響が考えられますので、火山に関するお知らせ、テレビ・ラジオの報道に注意してください。
観光関連としては、警戒範囲が3キロメートルとなっており、警戒範囲以外のエリアについては、噴火の影響はなく、韓国岳や大浪池、高千穂峰等には登山できます。また、ホテル・旅館業においては、若干宿泊客のキャンセルが発生はしていますが、夏休み期間中の予約も順調に入り始めているようです。ホテル・旅館は、概ね4.5キロメートル以上離れたエリアにありますので、通常どおり営業できている状況です。
今後においても、気象台、霧島山火山防災協議会、県などの関係機関と連携を密にし、市民や観光客等の安心安全の確保に努めてまいります。
霧島市長 中重真一
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