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更新日:2019年3月25日

平成20年第2回霧島市議会定例会、市政運営の状況報告

はじめに、5月に発生したミャンマーのサイクロン被害、中国四川省における大地震と、立て続けに大規模災害が発生いたしました。多くの尊い命が失われ、行方不明者も多数おられます。被災地の皆様には心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願うものであります。

同じアジアの一員であるとともに、中国と友好のある本市といたしましては、早速、国分・隼人庁舎及び各総合支所に義援金箱を設置し、市をあげた両国への災害救援活動に取組んでおり、市民の方々から多くの善意が寄せられているところでございます。

次に、4月30日にご逝去されました霧島市名誉市民・元国分市長故谷口義一氏の市葬を、去る5月21日に霧島市民会館で執り行いましたのでご報告申し上げます。

故谷口氏は6期24年の永きにわたり、旧国分市の市長として市政発展のためご尽力されました。その功績を賛え、ここに重ねて哀悼の意を表します。

市葬には、市民や関係者約700人のご参列があり、参加者全員が菊の花を手に故人と最後のお別れをいたした次第であります。

それでは、本日ここに、平成20年6月定例市議会の開会に当たりまして、3月議会以降の市政運営の状況報告を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

まず、市政運営の状況報告につきましては、総合計画の政策体系に沿ってご説明申し上げます。

「快適で魅力あるまちづくり」

はじめに、霧島市総合防災訓練についてでありますが、本年1月、隼人総合支所が分庁化されたことに伴う隼人地区住民の災害に対する不安への対応及び今後到来する梅雨への備えとして、防災関係機関の連携の強化、地域住民の避難体制の確認及び防災意識の向上を目的とした霧島市総合防災訓練を去る5月18日、隼人町日当山温泉公園において実施いたしました。

訓練には自衛隊、警察、消防、地域住民等、14団体約600名が参加し、本市が掲げる安心・安全なまちづくりの実施を推進いたした次第であります。

なお、今後の雨期に備え、災害危険箇所点検を去る5月24日に実施したところであります。

次に、コミュニティバスの運行については、平成20年4月から、新たに溝辺、福山地区でも運行を開始するとともに、バスの名称を「ふれあいバス」に統一し、財政面、受益者負担の原則等の観点から、路線バス運賃を見直し、定額150円といたしました。さらに、地域内交通の充実を図るため、国分・隼人の市街地を循環する路線バスの拡充、新設霧島高校の通学に対応したバス路線の新設なども行い、高校生の通学や市民の利便性を図ったところであります。

また、本年度は、各地区の実情に即した有効な交通輸送サービスのあり方についてさらに調査、検討するため、地域公共交通計画策定にも着手したところであります。

「自然にやさしいまちづくり」

まず、本市の最大の課題の一つであります、一般廃棄物管理型最終処分場の建設につきまして、去る4月15日に福山総合運動公園内のまきばドーム南側に隣接する市有地の山林、福山町宝瀬地区を候補地として選考させていただき、住民説明会を重ねてきているところであります。

現在まで、広範囲な説明会から少人数の説明会まで合わせますと16回、延べ417名【5月末現在】の皆様にご参加いただいております。今後は、水田耕作者等を対象とした説明会や、先進地視察を実施しながら、地域住民の皆様をはじめとした関係者の皆様のご理解を得ることに全力を傾注してまいる所存であります。

「育み磨きあうまちづくり」

昨年5月24日に不慮の事故が発生して以来、休館しておりました「隼人温水プール」の再開につきましては、かけがえのない尊い命を失ったこと、そして何よりも御遺族の心情に配慮し、1年間の月日をかけて慎重に再開の時期を検討してまいりました。

この間、事故調査委員会をはじめとする各種会議を開催し、二度と事故の起きない安心安全なプールを目指して、改修工事等を行ってきたことは議員をはじめ市民の皆様御承知のとおりでございます。

この度、プールの管理マニュアルなど指定管理者と十分な協議が整いましたので、去る5月25日日曜日にささやかな「リニューアルオープンセレモニー」を開催し、スポーツ少年団の子どもたちが早速水しぶきをあげました。今後とも、指定管理者との連携を密にし、市民の皆様の健康づくり、体力向上に資する施設となるよう努力してまいる所存であります。

「たすけあい支えあうまちづくり」

皆様ご案内のように本年10月26日から27日にかけて、ねんりんピック鹿児島2008のゲートボール交流大会、ゴルフ交流大会、ソフトバレーボール交流大会が全国から約2千名の参加者のもと霧島市の3会場で開催されますが、平成20年度の第1回実行委員会を去る5月20日開催し、予算及び事業計画が決定されました。

今後、いよいよ開催に向けた本格的な取り組みをしてまいります。

「共生・協働のまちづくり」

霧島市歌等の普及につきましては、デモCDを作成し、各種行事に活用いただきますよう地区自治公民館や学校等に配布するとともに、昼食時間に庁舎で市歌等を流しております。
現在、吹奏楽譜等の制作やレコーディングの歌手を公募しており、市民参加による市歌の制作を推進しているところであります。

また、霧島市音頭「おじゃんせ霧島」の踊りについては、市文化協会加入の舞踊関係団体の皆様に依頼し、振り付けを完了いたしましたので、今後踊りの普及も図ってまいります。
次に、国際交流につきましては、合併以来の懸案事項でありました国際交流団体の統合について、国分市国際交流協会と隼人町国際交流協会が発展的に解散し、広く霧島市全域に呼び掛け、去る4月7日に新たに霧島市国際交流協会が設立されました。

同じく4月には昨年友好交流協議書を締結しました中国耀州区から李志強区長を団長とする友好訪日団8名が本市を訪問され、交流を深めるとともに、本市のごみ処理や資源ごみリサイクルの手法を見学されました。

「新たな行政経営によるまちづくり」

4月1日から申請受付を開始いたしましたパスポートの発給事務につきましては、広報誌や新聞、ケーブルテレビ等で掲載、放映されたことに伴い、市民の皆様にも周知がなされ順調に伸びております。4月末現在で申請受付件数が211件、交付件数が96件となっております。

なお、市民サービスセンター「コアよか」の利用者数も順調に増加しており、スタートした昨年7月は一月当り260件でありましたが、本年4月は1,221件となり、多くの市民の方にご利用いただいております。

次に、本市の広報誌「広報きりしま」が平成20年全国広報コンクール「組写真の部」において総務大臣賞を受賞いたしました。

広報誌はこれまでも、鹿児島県広報コンクール等において特選を受賞しておりますが、今回、全国規模の最高の賞を受賞することができました。今後も、広報及び広聴活動につきましては、市民の皆様に伝える、市民の皆様から聞くということを基本に、市民と行政の架け橋となるよう、引き続き力を注いでまいる所存であります。

「その他の政策」

最後に、その他の政策として環霧島会議関係についてご報告申し上げます。

まず、去る5月14日に「第101回九州市長会」が沖縄県石垣市で開催され、そこで、私が環霧島会議の設立趣旨、取り組み等について報告をいたしました。

また、去る5月22日には第2回の環霧島会議が都城市の総合文化ホールで開催され、これまで専門部会で協議検討した結果の報告を受け、今後の具体的な取組み事項や方針等を協議いたしました。さらにジオパークについて見識を深めていただくために、鹿児島大学の井村准教授を講師に招き、講演会を開催するなど関係市町から多数の参加を頂き、盛大に開催できましたことをご報告申し上げます。

以上で、市政運営の主な事業の取組み状況報告を終わります。

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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