平成18年度　霧島市のバランスシート（貸借対照表）普通会計

平成18年度普通会計の決算データをもとに、バランスシート（貸借対照表）を作成しました。バランスシート（貸借対照表）とは、市の資産がどれだけあるのか、それに伴う借入金（負債）がどれだけあるのかを表したものです。

1　分析

平成18年度末の霧島市の資産は2,366億円で、財源の内訳は、借入金（負債）929億円、市税や国県からの支出金など（正味資産）が1,437億円となっています。

平成17年度末と比較すると、資産は8億円減少しました。財源の内訳は、市税や国県からの支出金など（正味資産）が12億円減少したため、借入金（負債）が4億円増加しました。

資産の内訳では、道路、橋や小・中学校校舎などの建物等の有形固定資産が91.2%を占めており、負債の内訳では、主に資産を形成するために発行した借入金（市債）の返済額（市債と翌年度市債償還予定額の合計）が86.2%を占めています。

本市のような市税等の自主財源が少ない自治体では、資産を形成するために借入（市債の発行）をしなければならない厳しい財政状況にあります。

今回作成したバランスシート（貸借対照表）は、国（総務省）が毎年度実施する「地方財政状況調査（いわゆる決算統計）」をもとに、霧島市普通会計（一般会計（市場管理費除く）・空港県営駐車場管理事業特別会計）を対象として作成しました。データについては、昭和44年度以降のものを使用しています。

2　市民一人当たり

市民一人当たりでは、資産が185万円であり、財源の内訳は、借入金（負債）が72万7千円、市税や国県からの支出金など（正味資産）が112万3千円となっています。平成17年度末と比較すると、資産は1万5千円減少しました。財源内訳は、借入金（負債）は増減がなく、税や国県からの支出金など（正味資産）が1万5千円減少しました。

用語解説

• 有形固定資産：道路、橋、建物および土地等のことです。
• 投資等：土地開発公社への出資金、奨学金等の貸付金や特定目的基金のことです。
• 流動資産：年度末に保有していた現金・預金（歳計現金）、財政調整基金、減債基金及び市税等の未納額のことです。
• 負債：借金の返済額等のことです。
• 固定負債：過去の借金の返済額や職員の退職手当引当金のことです。
• 流動負債：過去の借金のうち翌年度に返済する額のことです。
• 正味資産：資産形成のために支払った金額のことです。内訳は、市税や国・県からの支出等です。
  

バランスシート（貸借対照表）

ファイルのダウンロード

• 平成18年度　霧島市のバランスシート（貸借対照表）普通会計（PDF：969KB）