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更新日:2023年11月24日
本日は、市政運営の現況と11月28日招集の「令和5年第4回霧島市議会定例会」に提案いたします議案につきまして、その概要を説明いたします。
はじめに、市政運営の現況について申し上げます。
まずは、9月13日と14日に、「令和5年度鹿児島県茶品評会」が鹿児島県茶市場(ちゃいちば)において開催され、普通煎茶の部で、溝辺町の有限会社松山産業が1等1席、有限会社蔵園製茶が1等2席、今吉製茶有限会社が1等3席、株式会社空港製茶が1等6席を、また、同部門の団体賞である産地賞についても本市が獲得し、本年の全国茶品評会に続く素晴らしい成績を収めることができました。
本品評会の表彰は、12月2日にみやまコンセールで開催される「令和5年度鹿児島県茶業振興大会」において行われ、併せて2日、3日の両日には、かごしま国体馬術競技会場跡地において、お茶マルシェなどの消費者イベントを開催し、「霧島茶」の積極的なPRを行います。
次に、生活困窮者等への支援として、本年6月に実施しました価格高騰重点支援給付金の受給世帯及び令和5年度住民税均等割のみ課税世帯を対象に、さらに5千円を支給する本市独自の「価格高騰重点支援給付金給付事業」については、対象となる約2万世帯に対して関係書類等を順次発送し、10月31日から支給を開始いたしました。
次に、地域公共交通ネットワークの構築として、11月20日から溝辺地域北部において、翌21日からは国分・隼人の中心市街地において「きりしまMワゴン」の実証運行を開始しました。
きりしまMワゴンは、会員登録した利用者が電話やインターネットにより乗車予約を行うと、AIが最適な運行ルートを算出し、乗り合わせながら目的の停留所まで送迎する、乗合運送サービスです。
運行に当たっては、トヨタカローラ鹿児島株式会社及び株式会社トヨタ車体研究所に無償で提供いただいた、定員6人のワゴン2台を活用することにより、人口密集地や医療機関、商業施設等への乗り入れを実現するとともに、専用アプリやキャッシュレス決済の導入、さらには、スポンサー制度の創設など、先進的な取組を実施しています。
次に、国分インターチェンジから隼人東インターチェンジの間に設置を目指している「(仮称)霧島スマートインターチェンジ」の新規事業化が、本年9月8日に決定しました。整備後は、高速道路へのアクセスの向上に加え、広域的な道路ネットワークが形成され、本市の産業や観光の振興をはじめ、防災機能の強化、救急医療への貢献など安心安全なまちづくりに寄与するものと期待しています。
次に、救急・救助体制として、水難事故等に対する適正かつ円滑な救助活動を行うため、潜水資器材を活用して人命の保護に当たる消防局潜水隊を設置し、本年10月1日から試験運用を開始しました。
次に、企業誘致につきましては、11月14日に、大阪府に本社を置く、大和ハウスグループの大和物流株式会社と事業所新設に伴う立地協定を締結し、本市発足後の立地協定の締結件数は、94件となりました。
また、学生就職支援プロジェクトの取組として、市内企業延べ21社の協力のもと、7月上旬から11月上旬にかけて、市内外の高等学校5校を対象に「インターンシップ送迎支援事業」を実施し、55人の生徒が参加しました。「働く」実体験を通して、市内企業への関心が高まり、将来の進路選択を考える貴重な経験となったものと考えています。
次に、「地域が育む『かごしまの教育』県民週間」に併せて、3回目となる「霧島市教育フェスタ」を、10月28日にシビックセンター多目的ホールで開催しました。
国分中央高等学校放送部が進行を担い、市教育委員会主催事業をはじめ、「日韓親善子供大志友好の翼」や「姉妹都市岐阜県海津市青少年交流事業」、市社会福祉協議会のボランティア体験に参加した児童生徒が体験発表を行いました。
次に、スポーツの推進としまして、市民のスポーツへの興味・関心を高めるとともに、競技人口の増加を目的とした、市スポーツ協会主催の体験型スポ―ツイベント「霧島スポーツまつり2023」を、11月3日に国分運動公園を中心に開催しました。
5回目となった今回は、初の試みとして、「鹿児島ユナイテッドFC」をはじめとするプロスポーツチームによる体験教室も開催され、幼児からシニアまで延べ13,000人の市民が、様々なスポーツを楽しんでいました。
それでは、引き続き、今定例会に提案いたします議案等について説明いたします。
今回は、条例に係る議案15件、補正予算4件、その他15件の計34件を提案いたします。
条例に係る議案としましては、関係法律等の改正により、出産被保険者の産前産後期間に係る国民健康保険税の所得割額及び被保険者均等割額の減額措置が講じられることから、所要の改正をしようとする「霧島市国民健康保険税条例の一部改正」などです。
次に、「令和5年度霧島市一般会計補正予算(第7号)」についてですが、今回の補正予算は、歳入確保策の一環として実施する企業版ふるさと納税に要する経費や、学校給食調理場の改修に要する経費等を計上するものです。
歳出の主なものとしましては、総務費で、関平鉱泉水の売上増に伴い不足が見込まれる経費及び企業版ふるさと納税の募集に要する経費を、民生費で、決算見込みにより不足が見込まれる扶助費等を、土木費で、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業に要する経費等を、教育費で、青葉小学校の給食施設の改修に要する経費等を計上しています。
これらにより、8億4,700万1千円を追加計上し、補正後の歳入歳出予算の総額を711億6,655万4千円とするものです。
以上が、今定例会に提案いたします議案の概要となります。
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