ここから本文です。
更新日:2025年6月6日
はじめに、市政運営の現状について申し上げます。
長期化するエネルギー等の物価高騰や人材不足などの影響を受けている市内中小企業者等に対して、新たな市場への販路開拓やデジタル化などの生産性向上に資する取組を支援する「中小零細企業ビジネス展開支援事業」を新規事業として、申請受付を6月4日に開始しました。
次に、昨年度発足した霧島市地域雇用創造協議会等と連携し、3月8日に高校生・大学生及び一般求職者等を対象とした「企業セミナー・企業説明会」を開催しました。当日は、本市の誘致企業など60社の協力の下、市内外10校の高校生や保護者、大学生など370人が参加され、市内企業の魅力を知る絶好の機会になったものと考えています。
次に、市制施行20周年を機に、溝辺町の竹子地区コミュニティ協議会が東京都大田区に開設しているアンテナショップ「じゃっど☆ラボ」を本市公式アンテナショップとしてリニューアルし、4月26日にオープニングセレモニーを開催し、5月24日から本格的に運用を開始しました。
今後、首都圏における情報発信拠点として、本市産品のPR販売をはじめ、旬の観光情報などの様々な話題を発信し、本市の多様な魅力を積極的にPRしてまいります。
次に、地域に不可欠な交通手段を確保するため、市内バス事業者・タクシー事業者に新たに従事した乗務員に対し、就労支援補助金を交付するとともに、雇用した各事業者に対して事業継続支援補助金を交付する「地域公共交通乗務員確保支援事業」を実施することとしており、今月中には申請受付を開始する予定です。
次に、水の安定供給につきまして、南海トラフ地震等による災害への備えや老朽化が進む管路の更新など、先般、「霧島市新水道ビジョン」の改定を行ったところです。今後、「霧島市水道事業及び簡易水道事業並びに工業用水道事業運営委員会」において、水道料金の見直しを含めた水道事業の運営及び経営について審議いただく予定です。
次に、防災対策につきまして、3月25日に姶良地区三師会と「災害時の医療救護活動に関する協定」を、5月1日には長崎県雲仙市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結しました。
また、梅雨・台風等の出水期に備え、5月8日に防災点検を実施、5月26日には、市防災会議を開催しました。
次に、がん患者の支援につきまして、治療に伴う脱毛による精神的負担の軽減を目的とした医療用ウィッグや頭皮保護用のネットの購入費用の一部助成に加え、4月からは乳房補整具(にゅうぼうほせいぐ)購入費用の一部助成を新たに追加し、「がん患者アピアランスケア支援事業」として、がん患者の経済的負担軽減や社会参画を支援してまいります。
次に、霧島市立医師会医療センターの新病院開院時に導入した「PET-CT」の自己負担による検査受付を6月2日から開始しています。同検査を受けられる施設は県内でも限られており、鹿児島市以外の市町村では、同センターが初の導入施設となることから、がんをはじめとする重篤な疾病の早期発見・早期治療につながるものと期待しています。
次に、学校教育の充実につきましては、本年4月から設置した教育DX推進室を中心に、ICTを活用した授業力の向上や、教職員の業務の効率化を図るため、校務DXの推進に取組んでいます。その一環として、本年度は国の委託事業を活用し、牧之原小学校と牧之原中学校で、ICT端末を令和時代の文房具として普段使いし、授業の改善や校務DXの好事例を全国に展開しようとする「リーディングDXスクール事業」を実施することとしています。
次に、本市を活動拠点とする女子ハンドボールチーム「ブルーサクヤ鹿児島」が、2024-25リーグH(エイチ)レギュラーシーズンにおいて1位となり、プレーオフ出場を決めました。初代王者を決する最後の戦いとなることから、6月14日と15日には、国分ハウジングシビックホールにおいてパブリックビューイングを開催し、市民の皆様と一丸となってチームを応援してまいります。
次に、5月26日に戸籍に氏名の振り仮名(フリガナ)を記載する制度が始まりました。現在、本市に本籍を有する方を対象に、戸籍に記載する予定の振り仮名の通知書を、7月下旬に発送する準備を進めています。
次に、制度開始から105年目を迎えた令和7年国勢調査が、10月1日を基準日として実施されます。調査を円滑に遂行するため、4月24日に「令和7年国勢調査霧島市実施本部」を設置し、確実な調査の実施に向けて万全の態勢で準備を進めてまいります。
続きまして、今定例会に提案いたします議案等について申し上げます。
今回は、条例等に係る議案23件、補正予算2件の計25件の議案を提案いたします。
条例等に係る議案につきましては、関係政令の施行に伴う「霧島市議会議員及び霧島市長の選挙における選挙運動用自動車の使用並びに選挙運動用ビラ及び選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部改正について」などであります。
次に、「令和7年度霧島市一般会計補正予算(第1号)」について、ご説明申し上げます。
この補正予算は、物価高騰等緊急対応策第2弾に要する経費や、各種施設整備に要する経費や国庫補助事業の採択状況に基づく財源組替等を主なものとしています。
歳入につきましては、国庫補助金、市債等を特定財源とし、財源組替に伴い財政調整基金繰入金を減額しています。
歳出の主なものとしまして、総務費では、地域コミュニティ活動の充実・強化を図るために施設整備等を行う自治会の支援に要する経費等を、民生費では、「こども誰でも通園制度」を実施し、こどもを受け入れる施設の支援に要する経費等を、衛生費では、(仮称)霧島市総合保健センター建設に合わせて行う国分シビックセンター西駐車場の整備に要する経費等を、商工費では、国分上野原テクノパークの所有者不明土地の取得に要する経費を、土木費では、地域の拠点施設及び主要な公共施設等を結ぶ川跡~有下線の整備に要する経費を、消防費では、山間部に位置する消防団へのチェンソー配備に要する経費を、教育費では、隼人農村環境改善センターの空調整備ほか、各種施設の改修に要する経費等を計上しています。
その結果、歳入歳出それぞれ4億3,751万4千円を追加計上し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ810億9,751万4千円にするとともに、繰越明許費、地方債の補正を行おうとするものです。
以上が、今定例会に提案いたします議案の概要であります。
(※)今回の記者会見は、撮影機材の不具合により動画の掲載はありません。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください