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更新日:2017年4月1日

平成27年第2回霧島市議会定例会、市政運営の状況報告

所信表明や施政方針などを掲載します。

はじめに、屋久島町・口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳の爆発的噴火により、今もなお全島避難されている住民の皆様に深くお見舞い申し上げるものでございます。

本市におきましても、平成23年1月の霧島山新燃岳の噴火によりまして、観光産業を中心に大きな被害を受け、一時的ではございましたが避難生活を余儀なくされた方もいらっしゃいました。当時は、約300年ぶりとなる大噴火により、地域住民の皆様の不安や風評被害が広がる中、全国各地から届けられたご支援や励ましのお言葉に勇気と元気をいただき、いつもと変わらない霧島を取り戻す大きな糧となりましたことをつい昨日のことのように思い出すところでございます。

屋久島とは昭和39年に「霧島屋久国立公園」として指定されて以来、自然環境の豊かさを享受し、旧霧島町と屋久島の子どもたちの定期交流が実施されるなど繋がりも深く、私も県議時代に鹿児島県議会屋久島議員連盟の設立や支援活動の中心となり、世界自然遺産国際会議の開催などに汗をかいてまいりました。

同じ国立公園に指定された地域として、平成14年1月には「霧島屋久観光連絡協議会」を発足し、相互交流や研修、合同観光宣伝の実施など積極的に連携を図りながら、共に観光振興への取組を進めてきたところでございます。また、自然環境の保全につきまして、宮脇昭先生が提唱されるふるさとの木による森づくり活動を通じた連携も深めているところでございます。

このように長年の間培われております屋久島町との縁(ゆかり)の中で、本市といたしましては噴火被害の第一報を受け、避難生活を余儀なくされている島民の皆様への一助になればと、6月2日に本市で生産・販売しております関平鉱泉水を支援物資として送らせていただき、現地に届きました4日に荒木耕治屋久島町長から直接お礼のお言葉を電話にて頂戴したところでございます。また、これに先立ち6月1日には、本庁及び隼人庁舎並びに各総合支所の7カ所に募金箱を設置し、義援金協力の呼びかけを始めましたほか、ご希望があれば一時的な避難先として市営住宅での受け入れ態勢が整っていることもお伝えしたところであります。

慣れない地での先の見えない避難生活はさぞかしご心労が絶えないことと拝察します。支援の輪が広がり、少しでも島民の皆様の元気につながればと念じながら、一日も早くふるさとの島に帰島され、避難されている皆様全員が普段どおりの生活に戻られますことを心から願っているところでございます。

さて、地方創生における本市の地方版総合戦略の策定におきましては、「住民・産官学金労言」など、広く住民や関係機関・団体の参画された公募による委員3人、女性10人を含む37人の委員構成による霧島市地方創生有識者会議を設置し、6月11日に第1回目となる有識者会議を開催したところであります。

会議におきましては、委嘱状の交付とともに、委員数37人の語呂合わせといたしまして、「37人 つまり『みんなで創ろう霧島の未来』をキャッチフレーズとして、共に「日本一のふるさと霧島」づくりにご協力いただきますようお願いしたところでございます。

霧島市議会におかれましても、「霧島市地方創生総合戦略調査特別委員会」を設置され、車の両輪となって推進いただいておりますことに深く感謝申し上げます。

今後、本市の持つ素材や、県下第二の都市としてのポテンシャルを生かし、ふるさとに夢と希望を持てる総合戦略の策定に向け、市民の皆様とともにオール霧島で取り組んでまいりたいと存じます。

次に、ご報告とともに市民の皆様をはじめ関係各位にお礼を申し上げたいと存じます。

5月27日に笹川スポーツ財団が主催する「チャレンジデー2015」に、2回目の挑戦をさせていただきました。この取組は、毎年5月の最終水曜日に人口規模がほぼ同じ自治体間で、午前0時から午後9時までの間に15分間以上継続して運動やスポーツなどの身体活動を行った住民の参加率を競い合うもので、昨年は、岩手県奥州市に惜敗しましたが、初挑戦にして57.8%もの参加率を達成したことにつきまして高い評価をいただき、「金メダル」を獲得したところでございます。

今年は昨年の雪辱を果たすべく「今度こそ必勝!」をスローガンに、関係機関とともにいち早く取り組んでまいりました。その結果、本市の参加者数は10万3千50人で、参加率にして80.7%に達し、対する東京都小金井市は75.2%という結果となり、見事勝利を収めることができました。

また、全国で130もの自治体が参加する中、人口10万人を超え、さらに面積においては603平方キロメートルにも広がるエリアを抱える自治体として、80%以上の参加率は過去最高となり、「市民の皆様とともに達成した日本一の参加率」であると大会本部から称賛の言葉をいただいたところでございます。

今回の取組を通じまして、地域や企業、組織団体などの皆様が協力、連携することの大切さを学び、体を動かし、汗を流すことの喜びを感じる貴重な機会とすることができたのではないかと存じております。

このことは、今回の勝利が霧島市民の皆様のさらなる一体感の醸成へとつながり、霧島市市制10周年に向けての気運も盛り上がっていくのではないかと期待しているところであります。

この場を借りまして、あらためまして市民の皆様方のご協力に心から感謝申し上げたいと存じます。

それでは、本日ここに、平成27年6月定例市議会の開会に当たり、3月議会以降これまでの市政運営の状況報告を申し述べますとともに、今回、提案いたしております議案等につきまして、その概要をご説明申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

まず、市政運営の状況につきまして、総合計画の7つの政策体系に沿ってご説明申し上げます。

1.「快適で魅力あるまちづくり」

生活基盤の充実につきましては、空き家対策といたしまして、「霧島市空き家対策基本方針」に沿って各般の施策事業等の推進を図るとともに、5月26日に全面施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」の適切な運用を図るため、「霧島市空家等対策協議会条例」の制定を本定例会に提案しているところでございます。

交通体系の充実につきましては、3月30日、牧園町丸尾地区の国道223号において、丸尾滝橋(まるおのたきはし)が完成し、当該地域の通行の安全性の向上を図ることができました。

この橋は、県が平成13年から、14年の歳月と約43億円の事業費をかけて進めてきたもので、橋の長さが302メートルと霧島市内の一般道に架かる橋としては最も長い橋となり、橋の南側に設置された歩道からは霧島温泉郷のダイナミックな風景が広がり、旧道に接する丸尾滝の風景と合わせて、新しい自然散策路としても期待されるところでございます。

このほか、国分庁舎北側の市道におきまして、歩行者の安全を確保するため、国の防災・安全交付金を活用し、幹線用水路上を歩道とする整備工事が5月29日に完成いたしました。

防災対策につきましては、梅雨・豪雨時期を前に、5月12日に本市の防災担当者などによる市内3か所の災害危険箇所点検を実施したほか、5月21日には上床公園周辺において、33の機関・団体約800人が参加しての市総合防災訓練を実施いたしました。

次に、火山災害対策につきましては、6月3日に市防災会議を開催し、全国各地で火山活動による災害が発生している中、霧島山御鉢の噴火活動が活発化した場合に備えるため、平成23年3月に策定いたしました新燃岳の避難計画やこれまでの対応策などを生かし、警戒レベルの推移に応じた具体的な避難計画を作成していくことといたしました。

これら災害箇所の点検や防災訓練、避難計画の策定などを通し、防災関係者や地域の皆様との連携を強化し、災害の未然防止と被害の最小化策への取組を積極的に進めているところでございます。

2.「自然にやさしいまちづくり」

自然環境の保全につきましては、霧島山から全国に広がったとされるキリシマツツジをテーマとした「第2回全国キリシマツツジサミットin霧島」を、4月18日に本市において開催いたしました。

全国から約250人の方々に参加していただき、各保存地域の皆様との連携が深められたことにより、市民の皆様の関心の高まりを実感したところでございます。

今後、国分中央高校をはじめとする関係団体との連携を図り、キリシマツツジの保存・増殖に向けた取組や、キリシマツツジをキーワードとした環霧島地域における地域活性化への取組のひとつとして積極的に推進してまいります。

生活環境の向上につきましては、良好な環境を実現するために制定した「霧島市生活環境美化条例」に基づき、今年度は7地区の自治公民館を環境美化モデル地区に指定し、地域住民の皆様に、自主的に環境美化活動に取り組んでいただいているところでございます。

3.「活力ある産業のまちづくり」

農林水産業の振興につきましては、昨年11月23日に出水市で回収されたマナヅル1羽から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、11月29日に強毒性のH5N8亜型と確定したことを受け、本市といたしましては、直後の12月1日に「霧島市家畜伝染病(鳥インフルエンザ)対策本部」を設置しました。

その後、情報収集とウイルスの侵入阻止に向け、関係農家への啓発や消毒用の石灰の配布、市民・愛玩飼育者への広報活動、空港・ゴルフ場・ホテル・学校に対する消毒活動の啓発や、海岸、河川、ため池等の野鳥パトロールの実施と死亡野鳥等への対応など、関係機関、団体の皆様とその対策に万全の態勢で取り組んだところでございます。

その結果、県の強化月間の期末である5月末時点において、市内の農場においては異常が見られず、鳥インフルエンザの疑いの報告もなかったことから、6月4日に「霧島市家畜伝染病対策本部」を解散したところでございます。

次に、霧島木質発電株式会社と霧島木質燃料株式会社が霧島市永水に建設中でありました霧島木質発電所と霧島木質燃料工場が完成し、発電能力5,750キロワットの木質バイオマス発電が本格稼働されました。

4月末時点で約5万2千トンの未利用材が燃料として集荷されたと伺っているところであり、間伐材の有効活用及び林地残材の利活用の促進が期待されているところであります。

今回の木質バイオマス発電所などの開所に伴い、資源エネルギー庁が今年発表した固定価格買取制度の市町村別認定容量によりますと、全国1位の発電規模となり、再生可能エネルギー100%地産地消のまちづくりが強力に推進されているところであります。

今後も引き続き自然環境への配慮が適切になされ、また、地域の関係者の方々の理解が得られた民間事業者の取組を支援してまいりたいと存じます。

商工業の振興につきましては、市長就任以来、積極的な企業誘致を進め、本年度に入りすでに3件の立地協定を締結し、合併後の立地協定は43件となったところでございます。

今後も、関係機関と連携を図りながら、企業情報を収集するとともに工場用地の紹介や補助金制度を積極的にPRするなど、県内外において企業誘致活動を展開してまいります。

産業の活性化、雇用の安定的な確保につきましては、地方創生の重要なキーワードでもあり、中小零細企業者の成長・発展に向けた取組を関係機関が一体となって継続的に推進していくことが必要であることから、「霧島市中小零細企業振興条例」の制定を本定例会に提案しているところでございます。

このほか、市内の消費需要を喚起し、地域経済の活性化を図るための、過去最高となる発行総額12億円、プレミアム率を20%とする商品券の発行事業や、インターネットを活用した販路拡大・販売促進に関する事業及び空き店舗・空き家の有効活用による商工業・地域経済の活性化に関する事業など、様々な事業に積極的に取り組んでいるところでございます。

観光業の振興につきましては、本市の新たな観光資源として取り組んでおります「九州オルレ霧島・妙見コース」を利用した外国人観光客誘致事業といたしまして、韓国からの観光客送客コンテストを鹿児島県観光連盟と共同で行っており、3月にソウル市で行われました表彰式に出席し、霧島市への送客にご尽力いただいた旅行会社を表彰するとともに、航空会社及び旅行会社に向けてのトップセールスを行ってまいりました。

また、台湾からの観光客誘致事業といたしまして、台北市と直行便で結ばれている都市を対象とした観光プロモーションイベントが6月18日からチャイナエアライン等の主催によって開催されることとなっており、本市といたしましても鹿児島県と連携して出展への準備に取り組んでいるところでございます。

硫黄山噴火活動への対策につきましては、昨年10月24日にえびの高原の硫黄山周辺に出されていた火口周辺警報により、硫黄山から半径1キロ以内が立ち入り禁止となっておりましたが、5月1日には火口周辺警報のレベル2の「火口周辺規制」から噴火予報のレベル1の「平常」に引き下げられ、同日、硫黄山周辺の交通や登山ルートの規制が全て解除されました。

本市といたしては、直ちに案内看板の整備やホームページの更新を行ったほか、トレッキングマップの配布など、安全対策等の正確な情報提供に努めたところでございます。

このほか、県の魅力ある観光地づくり事業を活用した霧島地区の霧島神水峡遊歩道が3月13日に、福山地区の惣陣が丘展望所が3月30日にそれぞれ完成し、地域の皆様とともに完成を祝ったところであります。今後、自然を生かした新たな観光資源としての利活用やPRに努めてまいります。

関平鉱泉所の整備につきましては、5月12日に起工式を執り行い、平成28年5月末の完成を目指し、本格的に新工場・事務所棟の建築に着手したところでございます。

新工場におきましては、最新のプラント機器を導入し、より安心で安全な「関平鉱泉水」の製造に努めるとともに、販売促進の一環として新ブランドのミネラルウォーター製造にも対応できる機器も導入してまいります。

4.「育み磨きあうまちづくり」

2020年の国民体育大会鹿児島県開催を控え、本市では、ハンドボール、馬術、剣道、銃剣道の全種目、サッカー女子、ゴルフ成年男子・少年男子及び公開競技であるグラウンドゴルフの開催が鹿児島県と県の競技団体の間で決定し、全国から多くの方々が本市を訪れていただけることを期待しているところでございます。

これに向け、本年度は、教育委員会内に室長以下3人からなる「鹿児島国民体育大会準備室」を設置し、5年後の開催に向けて、鋭意準備を進めているところでございます。

市民を元気付けるうれしい話題といたしまして、平成27年4月に開催されたロシアジュニア国際柔道大会女子52キログラム級で、国分中央高校出身の前田千島(まえだ ちしま)さんが見事優勝されました。また、全日本選抜体重別柔道選手権大会女子78キログラム級では、国分南中学校出身の濵田尚里(はまだ しょうり)さんが見事優勝されました。2020年の東京オリンピックや鹿児島国体での活躍が大いに期待されるところでございます。

いよいよ残すところあと138日となりました「第30回国民文化祭かごしま2015」につきましては、本市主催事業の本格的なPRなど、その準備を着実に進めているところでございます。

中でもミュージカル部門の霧島演劇祭では、NPO法人きりしま創造舞台の皆さんが、新作「宇宙(そら)に願いを~沙羅(さら)と星たちの物語」を披露されることとなっており、5月9日には出演者のオーディションが行われたところでございます。

このほか、少年少女合唱の祭典や霧島ダンスの祭典など、本番に向けての練習に励んでいただいているところであり、今後は、お見えになる方々に本市の魅力をより堪能いただけるような取組を進めてまいりたいと存じます。

5.「たすけあい支えあうまちづくり」

子育て環境の充実につきましては、子育て家庭のワーク・ライフ・バランスの推進といたしまして、昼間、就労等により保護者がいない家庭の児童の健全育成に資するための「児童福祉関係施設整備事業」に取り組んでおり、放課後児童クラブの整備を計画的に進めているところでございます。

平成20年度から上小川地区公民館を利用して放課後児童クラブを実施しております上小川児童クラブにつきまして、利用児童数が増加したことに伴い、手狭となっていた環境を改善するため、上小川小学校に隣接する場所に上小川児童クラブの専用施設を整備し、3月18日に完成いたしました。

4月からは新しい施設において、56名の児童を受け入れており、放課後における安心で安全な環境整備の推進を図ったところでございます。

国民健康保険制度につきましては、生活習慣病を未然に防ぐことで「健康寿命の延伸」と「医療費の適正化」を図るため、特定健康診査を5月から市内の医療機関62か所で開始いたしました。

また、人間ドックにつきましては、一般、女性コースの他に脳疾患予防コース、がん予防コースの4つのコースを実施しているところでございます。

次に、後期高齢者医療体制の充実につきましては、生活習慣病の早期発見・重症化予防を目的とした長寿健診を、国民健康保険と同じ医療機関で開始したところでございます。

また、1日人間ドック助成につきましても国民健康保険と同様に、4つのコースを実施しているところでございます。

6.「共生・協働のまちづくり」

市民参加によるまちづくりの推進につきましては、4月に地区自治公民館長89名、自治会長854名、計943名の皆様を行政協力員として委嘱させていただくとともに、地区ごとに説明会を開催し、本市の基本的な事務などについてご説明申し上げたところでございます。

今後も引き続き、共生・協働のまちづくりを進める上で、最も大切なパートナーである地区自治公民館長、自治会長の皆様と常に連携を取りながら、市政を運営してまいりたいと存じます。

次に、中山間地域の活性化策につきましては、新たな移住定住の促進対策として、この4月から「移住定住促進空き家活用補助制度」を創設し、家賃補助等により移住を推進し、定住のきっかけをつくるとともに、空き家の有効活用を図っているところでございます。

次に、ふるさと納税の促進につきましては、タイアップ事業者及びお礼の品の数を昨年の約2倍とし、日本トップクラスの150品目に拡充いたしました。また、インターネットを活用した寄附方法も導入し、4月の1か月間で、昨年1年間の実績に匹敵する寄附件数、寄附金額及びお礼の品の発注件数となり、順調に推移しているところでございます。

今後も引き続き、全国各地において霧島ファンを増やし、財源の確保とともに、地場産業の振興、地域の活性化を図ってまいりたいと存じます。

人権の尊重につきましては、児童の情操をより豊かにし、人権尊重思想の更なる普及と高揚を図るために、4月から5月にかけて上小川小学校をはじめ市内6校で、「人権の花運動」を開始したところでございます。

7.「新たな行政経営によるまちづくり」

平成23年度から取り組んでまいりました公共施設のマネジメントにつきましては、今後の公共施設の管理運営の方向性や方針等を定めた「霧島市公共施設管理計画」を、県内の都市としては初めて、本年3月に策定し、公表いたしました。平成27年度は、この計画の初年度に当たりますことから、計画に沿って取組を進めてまいります。

市民の皆様への市政情報提供の核となる広報誌の発行につきまして、3月に審査が行われました全国広報コンクールにおいて、広報誌が市の部で3席、広報写真が組み写真の部で1席、広報企画が入選となり、九州で初となる3部門同時入選という大変高い評価をいただきました。

全国広報コンクールでの入選は9年連続となり、これもひとえに、取材にご協力いただきました皆様や配布していただく自治会をはじめ、市民の皆様のご協力の賜物と深く感謝しているところでございます。

今後も引き続き、地域に密着した「見やすい、読みやすい、喜んでいただける」広報誌づくりに努めてまいりたいと存じます。

市民サービスセンター「コア・よか」につきましては、市民の皆様のニーズにお応えするため、年末年始を除く午前10時から午後7時までを営業時間として、住民票の交付やパスポートの申請、交付などの業務を行っているところでございます。

平成26年度の各種証明発行件数は2万101件で増加傾向にあり、パスポート申請件数は1,884件となっており、多くの市民の皆様にご利用いただいているところでございます。

開設から8年を迎える本年7月には、市制10周年記念事業の一環として、開設記念式典を開催することといたしており、更なるサービスの向上と利用の促進を図ってまいります。

広域的な施策の取組

霧島ジオパークの推進につきましては、来る10月27日から3日間開催する「第6回日本ジオパーク全国大会霧島大会」に向けて、協議会会員である民間と行政において実行委員会を組織し、一体となって準備を進めているところであります。霧島ジオパークの魅力を国内外に向けて情報発信するとともに、地域におけるジオパークへの認知度や理解度の向上を目的として、さまざまな関連事業を実施しながら、大会の成功を目指してまいります。

次に、錦江湾奥会議につきましては、5月19日に第8回の会議を姶良市で開催し、これまで専門部会で協議・検討した結果や現在までの取組についての報告などを受けたほか、平成27年度事業として、構成する鹿児島市、垂水市、霧島市、姶良市のそれぞれの歴史を探訪する観光ツアーを実施する経費などの予算が決定されたところでございます。

最後に、環霧島会議につきましては、5月22日に第16回の会議を本市で開催し、これまで専門部会で協議検討した結果や現在までの取組についての報告などを受けたほか、平成27年度事業として、JR肥薩線、吉都線、日豊本線を巡る「環(ぐるっと)霧島周遊列車」の臨時運行や合同観光宣伝に係る経費などの予算が決定されたほか、今後の火山災害に備えるため、えびの高原の硫黄山周辺の火山活動に関する影響や対策を記録誌としてまとめることが提案され、了承されたところでございます。

以上で、市政運営の主な事業の取組み状況報告を終わります

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企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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