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更新日:2017年4月1日

平成27年第4回霧島市議会定例会、市政運営の状況報告

所信表明や施政方針などを掲載します。

初めに、霧島市市制施行10周年を迎え、合併の日であります11月7日に記念式典を挙行いたしました。

オープニングでは、霧島九面太鼓「和奏(わかな)」の皆様に、伝統と躍動感あふれる太鼓の演奏を披露していただくとともに、「霧島市10年のあゆみ」を上映し、自然災害など多くの困難を乗り越えながら、市民の皆様とともに霧島市の一体感の醸成に努め、あわせて本市の魅力を国内外に発信してきた激動の10年であったと実感したところでございます。

式典には、地元出身の国会議員をはじめ、多くのご来賓と市民の皆様にご参加いただき、長年、市政への貢献が特に顕著であった4人の方に市政功労者表彰を授与し、本市の魅力を情報発信され市政発展に貢献をされた2人の方に市政功労者の感謝状を贈呈いたしました。また、10周年記念の作文コンクールの最優秀者に表彰状を授与させていただいたところでございます。受賞されました方々に対し、あらためてお祝いと感謝を申し上げ、今後とも市政発展のためにご尽力いただけることをご期待申し上げます。

式典の中では、今年10歳を迎える市内各小学校4年生の代表による市民憲章朗読のほか、市制施行日に生まれ、この日に10歳の誕生日を迎える児童を含む市内の10人の小・中・高校生による「未来へのメッセージ」の発表や、市歌を市少年少女合唱団の皆様に合唱いただくなど、多くの子どもたちにも参加をいただきました。

これらのメッセージに託されたそれぞれの想いやはつらつとした子どもたちの歌声を聴きながら、将来を担う子どもたちのためにも、あらためて市民の皆様と力を合わせ「日本一のふるさと霧島」を目指す新たな一歩を踏み出したのだと強く感じた次第でございます。

また、当日は、50人を超えるふるさと会会員の皆様にも遠方から自費でご出席いただきましたことから、ふるさと会の皆様との「市長とふれ愛トーキング」も実施させていただき、市政発展に繋がる貴重なご提言をいただいたところでございます。

さらに、シビックセンター周辺では「霧島ふるさと祭2015」、「防災フェスタINきりしま」、国民文化祭の「食の祭典in霧島」、「霧島演劇祭」があわせて開催され、市制施行10周年を盛大にお祝いすることができました。

この記念すべき市制施行10周年目を迎えるにあたりまして、10月末を目標としていた霧島市の地方版総合戦略について、37人の「有識者会議」の皆様による意見交換やご提言、「パブリックコメント」などを経て、10月23日に「霧島市ふるさと創生総合戦略」及び「霧島市ふるさと創生人口ビジョン」をまとめました。

市議会におかれましても「地方創生総合戦略調査特別委員会」を設置いただき、様々な見地からご議論をいただいたうえ、貴重なご意見を賜りましたことにあらためて感謝申し上げます。

本市におきましては、目標年次であります2060年の人口ビジョンにつきまして、将来推計を大幅な減少傾向に見据える自治体がある中で、現状に若干の上積みを目指す13万人に設定いたしました。

国も地方も人口減が大きく予測されるなかで、大変高いハードルではございますが、県央に位置し、交通の要衝が整っている地の利、高校や大学等を有する人材の強みなどを生かすことで、決して実現不可能な目標ではないと結論付けたところでございます。

戦略元年であるこの年、これまで私を含め関係職員が一丸となって二年数か月にも及ぶ努力が実を結び、日本郵便株式会社及び日本郵便輸送株式会社との立地協定を締結させていただき、いち早く雇用の確保と人口増につながる大きな一歩を踏み出すことができたと実感しているところでございます。

平成28年度におきましては、これまで積み重ねてきた企業誘致による雇用確保や移住・定住、転出抑制、子育て環境の充実に関する施策を予算に反映をさせ、産業の育成や地域の活性化策など総合的政策について、霧島市の10年先、20年先を見据えた戦略をさらに推進してまいります。

総合戦略のサブタイトルに「新たなる挑戦!!」を付けさせていただきました。先細りの政策ではなく、市民の皆様とともに、将来に向かって「夢のある、希望の持てる」まちづくりにまい進してまいりたいと存じます。

それでは、本日ここに、平成27年12月定例市議会の開会に当たり、9月議会以降これまでの市政運営の状況報告を申し述べますとともに、今回、提案いたしております議案等につきまして、その概要をご説明申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

まず、市政運営の状況につきまして、総合計画の7つの政策体系に沿ってご説明申し上げます。

1.「快適で魅力あるまちづくり」

生活基盤の充実につきましては、市営住宅において昨年度から事業を着手しております「霧島地区田口団地建替事業」の第1期工事として、1号棟の建設を9月8日に着手し、来年3月末の完成を目指して工事を進めているところでございます。

また、土地区画整理事業の隼人駅東地区においては、JR隼人駅の東口を新しい交通拠点とする市街地の形成に向け、幹線道路の工事を9月15日に着手いたしました。

次に、空き家対策につきましては、11月24日、「鹿児島銀行」、「南日本銀行」、「あいら農業協同組合」、「鹿児島信用金庫」及び「鹿児島相互信用金庫」の5金融機関と本市が行う空き家対策事業の推進に関しまして、複数の金融機関との同時協定としては県内でも初となる業務連携協定等を締結させていただきました。

今後も「霧島市空き家対策基本方針」に基づき各般の施策事業等の推進を図ってまいります。

安心・安全なまちづくりにつきましては,平成19年度から他の自治体に先駆けて実施いたしております「霧島市あんしん・あんぜん検定」の第9回目を10月18日にを開催し、212人の市民の方々が挑戦をされ、開始当初からの受験者総数は4,178人となりました。

今後も引き続き、市民一人ひとりの防犯及び交通安全に対する意識の高揚を図ってまいりたいと存じます。

防災対策の推進につきましては、災害のない明るい安心・安全なまちづくりを目指して、11月8日に消防局敷地内において「市制施行10周年記念防災フェスタINきりしま2015」を開催をし、市民の皆様をはじめ、消防団、警察、自衛隊、海上保安庁及び各事業所等に参加をいただき、広く消防の知識・技術を普及し、防火・防災の意識の高揚を図るとともに、関係機関・団体相互の連携強化に努めたところであります。

また、常備車両更新事業として高規格救急自動車2台、消防団車両更新事業として、消防小型動力ポンプ付普通積載車1台、消防小型動力ポンプ付軽積載車2台及び消防ポンプ自動車1台の合計6台をそれぞれ更新し、消防力のさらなる強化に努めたところでございます。

2.「自然にやさしいまちづくり」

自然環境の保全につきましては、地球温暖化対策を推進するため、「太陽光、地熱、小水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの導入促進でエネルギー100%地産地消」を、私が3期目を迎えるにあたり市民の皆様にお約束をしました重要施策として掲げており、当該目標を実現するため、自然環境への影響等に対する配慮がなされ、地域住民の皆様をはじめ、関係機関の理解が得られたものについては、地域活性化の観点も踏まえながら積極的に支援しているところでございます。

その結果、本市には国が認定している5種類の再生可能エネルギー全ての発電施設が既に稼働しており、まさに我が国トップレベルの「再生可能エネルギーの里」と呼ぶにふさわしいレベルにまで達してきたものだと自負いたしているところでございます。

また、11月4日には市内の発電事業者等を構成員といたしました「霧島市再生可能エネルギー事業者協議会」を県内では初めて設立いたしました。今後は、当該協議会を中心に、再生可能エネルギーを通じた環境学習や観光等への活用による地域の活性化、施設周辺の環境整備などを推進してまいりたいと存じます。

生活環境の向上につきましては、清潔できれいな住みよいまちづくりを推進するため、本市では霧島市生活環境美化条例等に基づき、市民の中から環境美化推進員及び生活排水対策推進員等を委嘱しているところであり、日ごろから環境保全に積極的にご尽力いただいておる皆様でございます。

このような中、10月23日に開催いたしました推進員の研修会に私も出席させていただき、現状などについてのお話を直接伺いながら、今後の取組などについて、意見交換をさせていただいたところでございます。

「環境共生宣言都市」にふさわしい、快適で良好な生活環境の実現のために、今後とも関係機関や関係者の皆様と連携をとりつつ、環境美化活動の促進に努めてまいります。

3.「活力ある産業のまちづくり」

農林水産業の振興につきましては、「TPP環太平洋連携協定交渉」の大筋合意を受けまして、本市においても農業分野を中心に影響が及ぶことが予想されますことから、全庁的な情報共有を図るため、10月13日に臨時庁議を開催をし、その場で「霧島市TPP農業分野等対策本部」を設置したところでございます。

今後におきましても、当該対策本部を中心に、引き続き情報収集に努めるとともに、関係機関等と連携し、必要な対策を迅速に講じ、守りから攻めの農業への転換に努めてまいります。

次に、11月12日に全日本竹産業連合会、鹿児島県竹産業振興会連合会の主催による第56回全国竹の大会鹿児島大会がみやまコンセールで開催されました。

全国各地から、竹産業関係者、竹林経営者の方々など529人が参加をし、シンポジウムでは、竹やタケノコの魅力を世界に発信する必要性やバイオマス素材としての新たな活用などについて熱心な意見交換がなされました。

地元霧島市といたしましては、青葉の笛の紹介や竹パウダーの展示即売、情報交換会では、源平合戦で非業(ひごう)の死を遂げた名手平敦盛(たいらのあつもり)が愛用した「青葉の笛」発祥の地として、青葉小学校の児童を中心とした「青葉の笛同好会」による青葉の笛の演奏や舞いを披露していただき、大会に花を添えていただきました。

また、長年、緑の少年団の活動を続けている溝辺町の竹子小学校に竹の株が贈呈され、早速校庭に植樹されたとのことであります。

ご協力いただきました皆様に感謝申し上げますとともに、大会の成功をお祝いし、さらなる本市の竹産業の振興、発展につなげたいと存じます。

雇用の促進につきましては、本市における工業の振興及び雇用の増大を図るため、隼人町小田地区に造成をいたしました小田工業団地を、日本郵便株式会社及び日本郵便輸送株式会社に売却するための関係議案をさきの第3回定例市議会において可決いただき、10月29日には、日本郵便株式会社及び日本郵便輸送株式会社との間で立地協定を締結させていただきました。

また、11月4日には、隼人町西光寺地区に立地を計画されております株式会社サンライトと立地協定を締結し、これによりまして市制施行後の立地協定件数は47件に達したところでございます。

今後におきましても、引き続き関係機関との連携を図りながら、本市の地理的優位性や各種優遇制度のPRに努め、積極的な企業誘致を進めてまいります。

観光業の振興につきましては、本市の魅力を生かした新たな外国人観光客誘客事業といたしまして、霧島神宮本殿造営300年記念事業に併せ、着物姿で神宮を参拝するなど、日本の和文化を体験していただく「和服で参拝、ぶらり霧島神宮。」を10月1日から開始いたしました。

また、官民共同で組織している「いざ霧島キャンペーン実行委員会」においては、霧島神宮周辺を中心にGPSを利用し、英語、中国語、韓国語及び日本語に対応した「自動音声ガイドサービス(通称 聴き旅)」を11月11日から県内で初めて導入するなど、国内外の観光客の満足度を高める取組を展開しているところでございます。

また、鹿児島空港国際線においては、大韓航空(だいかんこうくう)による釜山広域市の金海(きむへ)国際空港からのチャーター便が10月27日から週3便の運行を開始し、当初は12月末までの予定でありましたが、これまでの搭乗率が好調で鹿児島の観光需要が高いことから、さらに1月30日まで延長されるとの発表がありました。

釜山広域市との間におきましては、これまで20年を超える「日韓親善子供大使友好の翼」事業による青少年の相互交流をはじめ、旅行エージェントを対象とした現地でのトップセールスや官民共同での誘客キャンペーンなどのインバウンド事業を重ねてきたところでございます。

特に、「釜山広域市観光協会」とは長年に渡って公私ともに深く交流を続けており、今月も同協会の李(り)名誉会長以下10人の方々がその便で来訪され、親しく歓迎のおもてなしをさせていただきました。

大韓民国では温暖な南九州でのゴルフやトレッキングの人気が高く、これを機会に多くの皆様が本市を訪れ、将来的には定期便の運行につながることを期待しているところでございます。

さらに、昨年3月から香港線の定期便が就航しておりますことから、インバウンドセールスとして、11月24日から26日までにかけて、現地でのトップセールスを行い、香港かごしまクラブの会長や香港線のトップエージェントであるEGLツアーズの代表、香港ジオパークの関係者や地元ジャーナリストと会談するなど、精力的なセールス活動を行ったところでございます。

4.「育み磨きあうまちづくり」

初めに、霧島市教育委員会が、キャリア教育優良教育委員会として、文部科学大臣表彰を受賞することが決定をいたしました。

第9回目を迎えるこの賞を受賞したのは全国で7団体、九州では唯一、本市が受賞することとなり、これまで教育委員会が取り組んできた小・中学校9年間の系統性、継続性を持たせた学習指導や、「きりしまっ子立志推進事業」、「ふるさと達人支援プラン」及び「青少年による国際交流推進事業」など、地域の人材を活用した夢や目標を持たせる事業が高く評価されたとのことでございます。

地方創生において地域教育の充実は大変重要な取組のひとつであり、子育ての環境づくりとしても大きな弾みがついたものと感じているところでございます。

学校教育の充実につきましては、耐震化に伴う安心安全な教育環境の整備を行うため、昨年度から着手いたしております国分中央高等学校の昇降口棟が、9月30日に完成したところでございます。

学習機会の充実につきましては、市制施行10周年を記念し、元気で活力ある霧島市の創造に向けて、これからの霧島市をどのようなまちにしていきたいのかを市民の皆様に考えていただくための講座、「霧島アカデミー『夢づくり講座』」を9月26日に開講いたしました。今回の学びの機会が、地域における主体的な活動のきっかけにつながることを期待しているところでございます。

次に、大変喜ばしい話題といたしまして、第70回国民体育大会において、霧島高校2年の榮拓樹(さかえひろき)君が馬術(ばじゅつ)競技(きょうぎ)少年二段階障害飛(しょうねんにだんかいしょうがいひ)越(えつ)で優勝され、公開競技のゲートボールにおいて、溝辺地区のフレンドスポーツチームから選抜されたメンバーの皆様が準優勝されました。

また、国分中央高校2年の大上拓海(おおがみたくみ)君が、九州新人陸上大会男子高飛びで、2メートル3センチを記録して見事に優勝され、同じく2年の岩切亨生(いわきりこうき)君が日本ジュニアユース110メートル障害で、鹿児島県高校記録を7年ぶりに0秒16更新する14秒02の記録で3位入賞を果たされましたほか、11月15日に東京の馬事公苑で開催されました全日本障害馬術大会において、霧島高原乗馬クラブの村岡一孝(むらおかかずゆき)さんが中障害飛(ちゅうしょうがいひ)越(えつ)A(えー)決勝で初優勝を飾られました。

このほか、かねてから地域のスポーツ推進に取り組んできた、霧島市スポーツ推進委員の活動が認められ、全国スポーツ推進委員研究協議会愛媛大会において、優良団体の表彰を受けられました。

また、日ごろから通学時に子どもの保護、誘導をするなどの実践的なボランティア活動が認められ、国分上小川地区の「うぶすな会」が文部科学大臣表彰となる学校保健及び学校安全表彰を受賞されたとのことでございます。

次に、「第30回国民文化祭かごしま2015」が、10月31日から11月15日までの16日間にわたり、県内各地で100を超える事業が開催をされました。

本市におきましては、国民文化祭初日の10月31日に鹿児島空港において開催いたしました「そらの文化祭」を皮切りに、「少年少女合唱の祭典」「神楽フェスタ」、「NPO法人きりしま創造舞台」による「宇宙(そら)に願いを~沙羅(さら)と星たちの物語~」のタイトルのミュージカル公演、「食の祭典in霧島」「霧島ダンスの祭典」「霧島ジオツアー」の7事業と県主催によるシンポジウム「国際音楽祭と現代アート」を開催をし、近代文化から神話の世界、食や自然、そして青少年による文化芸術の披露など、県内外からの参加者の皆様とともに、市民の皆様が一体となり、霧島を舞台とした文化の発信に多大なるご尽力をいただいたところございます。

期間中、全国各地から約1千人を超える出演者の皆様、約100人を超える市民ボランティアの皆様にご協力いただき、50年に一度の文化の祭典を無事終了いたしました。この場をお借りいたまして関係者の方々にあらためて感謝申し上げたいと存じます。

5.「たすけあい支えあうまちづくり」

「長寿祝金支給事業」につきまして、市内に住所を有するご高齢者の皆様に対し、長寿を祝福し、敬老の意を表するため、今年度に満88歳、95歳を迎えられる方及び100歳以上になられる方1,018人に、総額2千490万円のお祝金を給付いたしました。

地区別では国分地区380人、溝辺地区63人、横川地区59人、牧園地区101人、霧島地区58人、隼人地区278人、福山地区79人となっており、最高齢者及び今年度100歳を迎えられる方で、ご在宅されている方を直接訪問し、ご長寿をお祝いさせていただいところでございます。

6.「共生・協働のまちづくり」

市民参加によるまちづくりにつきまして、第9回となる「2015年霧島市民表彰式」を11月3日に開催し、長きにわたり市勢発展にご尽力いただいた方々や、スポーツ、文化振興など各分野でご活躍された方々など、208の個人及び団体に表彰状、特別表彰状及び感謝状を授与あるいは贈呈させていただきました。

受賞された皆様にあらためてお祝いと感謝を申し上げるとともに、今後も市勢発展のためにご尽力いただきますようご期待申し上げます。

次に、大変ありがたい話題といたしまして、ふるさと会の活動についてご紹介いたしたいと思います。

本市の出身者等で組織されているふるさと会は、首都圏と関西圏及び鹿児島市では既に設立されており、会員の交流、親睦を図りつつ移住定住の促進やふるさと納税及び観光宣伝への協力、災害時の義援金活動など本市の発展に寄与していただいております。

このような中、9月には中部圏域に、10月には福岡圏域において新たにふるさと会が設立をされました。市民の皆様とともに市外においても「ふるさと霧島」を応援していただく皆様の輪が広がっており、大変心強く思う次第でございます。

国際交流につきましては、旧牧園町時代から「藤の花」の縁で交流をいたしております中国上海市嘉定区の訪問団と、岡山県和気町の元町長である藤本道生(ふじもとみちお)様が、9月29日から30日にかけまして本市を訪問され、交流の絆を深めるとともに、今後の友好交流の促進などについて、意見交換を行いました。

また、青少年交流を続けておりますマレーシアマラッカ市のセントフランシス学院のラマチャンドラン教頭をはじめとする教職員4人が、10月19日に本市を訪問され、さらに、同学院の学生8人と学院関係者3人の計11人が、今月25日から本市を訪問し、学校交流やホームステイを中心として相互交流を深めているところでございます。

人権の尊重につきましては、11月6日に「第10回特定失踪者に関する庁内連絡会議」を開催し、12月10日から16日までの「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」の取組の一環として、市民の皆様に北朝鮮当局による人権侵害問題についての関心と認識を深めていただくため、懸垂幕の掲示や署名活動・写真パネル展などを行うとともに、同問題についての啓発のぼり旗を掲示し、さらなる啓発活動を実施することといたしております。

7.「新たな行政経営によるまちづくり」

平成17年の合併に伴い、業務や職員が集約され、手狭となった国分庁舎に別館を増築することにより、市民サービスの窓口等を確保し、利便性を向上させることを目的とする国分庁舎増築工事につきましては、9月定例会におきまして関係議案を可決いただきましたことを受け、早速10月に着工いたしたところでございます。

工期は、平成29年2月末を予定しており、工事期間中は、近隣にお住いの方々をはじめ、市民の皆様にも何かとご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いをいたします。

次に、本年3月に策定いたしました「霧島市公共施設管理計画」を推進するため、部長級以上の職員で組織する「霧島市公共施設マネジメント推進本部」及び、外部の有識者等で組織する「霧島市公共施設マネジメント推進委員会」を9月29日にそれぞれ設置したところでございます。

広域的な施策の取組

霧島ジオパークの推進につきましては、10月27日から29日までの3日間の日程で、「第6回日本ジオパーク全国大会霧島大会」が本市で開催され、全国各地のジオパークから734人の参加登録があり、過去最大規模の全国大会となりました。

また、「霧ジオまつり」と銘打ち、トークショーや物産販売など、地域の皆様に楽しんでいただきながら、ジオパークについての認知度や理解を進めるイベントも同時に開催し、3日間を通じて、延べ9000人近い方にお越しいただいたところでございます。

本大会では協議会会員やジオガイドの皆様が一体となって企画から運営に直接参加していただいており、課題でもありました霧島ジオパークの運営組織強化につながっていくものと確信をいたしております。

今後も協議会、地域が一体となり、ジオパークの活動を推進してまいりたいと存じます。

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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