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更新日:2023年4月1日

市長コラム(令和4年度)

健康管理

多少の疲れや痛みなら、我慢して無理をしてしまう私。ここ数年は多少なりとも健康には気を遣い、庁舎内では極力階段を利用する、出張時も1駅分くらいは歩く、時間をやりくりして週1・2回はジムに行くなど、取り組んできました。

4年ほど前にはダイエットに成功。ジム通いのおかげか、最近でも「痩せた?」と聞かれることもありますが、何とか維持している状況です。体重維持のこつは、朝晩2回体重計に乗ることだと思っています。

そんな2月のある日、やってしまいました。腰に多少の違和感を覚えながらも、ノルマであるジムでのトレーニング中、ぎっくり腰に。そこでやめればいいものを、他のメニューなら大丈夫かもと続けた結果、さらに悪化。初めてではなかったのですが、通常の歩行ができるようになるまで苦労しました。

このコラムを書いている今日は県下一周駅伝最終日。姶良チームの中村高洋選手までとはいきませんが、しっかりと健康管理・維持ができるように頑張ります。

鹿児島空港国際線が再開

春には5類へ引き下げられる方針となった新型コロナ。マスク着用や行動制限などの対応などが少しずつ変化する中、鹿児島空港の国際線も再開されました。

同空港の国際線ターミナルビルは利用者の増加に合わせ、平成31年4月から翌年7月までの間、到着ターンテーブルや駐機場などの増改築が行われました。出発、到着とも同時2便かつ同時間帯3便の受け入れ環境が整い、年間60万人程度の受け入れが可能に。しかし、新型コロナの流行により、利用の機会が失われていました。

先月12日には、3年ぶりに大韓航空のチャーター機が到着し、3月1日までソウル17往復、釜山5往復を予定しています。韓国プロサッカーチームのFCソウルも今年、3年ぶりにキャンプインします。

秋口から宿泊客が増えてきた本市の観光も、活気を取り戻すのではと期待しています。今月末まで利用できるきりしま旅割クーポンもまだ販売中ですので、ぜひ霧島の観光振興にご協力をお願いします。

三つの想定外

先月終了した12月議会において、うれしい議案が3つありましたので、紹介したいと思います。

一つ目は、ふるさと納税寄付額の増額補正です。第12回全国和牛能力共進会の成功や、関係者の皆さまのご協力により、寄付額が当初の見込みより大きく増加しました。私が就任した5年前は5億円台でしたが、今年度は14億円台を見込んでいます。

二つ目は、移住定住促進補助事業の増額補正です。移住定住促進制度を活用して移住する人が増えており、9月時点ですでに昨年度の実績に迫っています。

三つ目は、関平鉱泉水の売り上げ増による増額補正です。パッケージのリニューアルや販路拡大など、これまで進めてきたさまざまな取り組みと、シリカへの注目度の高まりが相まって、今年度は4億円の売り上げを見込んでいます。

このように、あらゆる分野で霧島市は前進しています。今年もさらなる進歩・発展を目指し、関係者の皆さまと連携して取り組んでまいります。

きばれ加治木工業

44年ぶりに花園出場を決めた加治木工業高校ラグビー部には、霧島市在住の生徒が多く在籍しています。

私が設立から携わり、設立当初は監督も務めていた小学生向けの霧島ジュニアラグビークラブ。そこでラグビーを始めた選手もいます。高校ラガーマンの聖地・花園ラグビー場で、縁のある選手たちが躍動する姿を想像するだけで胸が弾みます。

その中には、私が通っていた向花小学校時代の後輩の息子もいます。私の弟と同級生だったこともあり、後輩とは当時から仲が良く、社会人ラグビーチームでも一緒にプレーしていました。市役所で働いていたため、本当に公私ともに深い付き合いでした。しかし、突然の病魔に先日若くして亡くなりました。彼が最期まで気にしていたのが息子の花園予選。彼の夢をみんながかなえてくれました。

コラムを書いている今日は、サッカーW杯ドイツ戦の翌日。歴史的勝利を果たした日本代表のように、花園で活躍してくれることを願っています。

和牛日本一

今月号でも特集しているように、第12回全国和牛能力共進会において、霧島市からの出品牛が内閣総理大臣賞を獲得し、見事日本一になりました。

全共につきましては、広報誌9月号の校了日が最終予選会の2日前、10月号の発行日が大会終了後だったなど、広報誌泣かせではありましたが、最高の結果となり本誌で大きく特集を組むことができたことをうれしく思います。

メディアに登場しない日はないのではと思うくらい取り上げられた藤山粋さん、26歳とは思えない度胸の持ち主の落合新太郎さん、本当におめでとうございました。今回の結果は、お2人の努力はもちろんのこと、ご家族、そして開催地として日本一を目指した全ての畜産関係者の努力のたまものだと思います。

コロナが収束しない中ではありましたが、会場は多くの人でにぎわい、岸田首相にもお越しいただきました。和牛日本一の称号をしっかりと生かしていけるよう、さまざまな取り組みを進めてまいります。

台風14号

9月18日を含む3連休に襲来した台風14号は、本市にも大きな爪痕を残しました。道路の崩落や倒木などによる通行止め、河川の増水に伴う道路の冠水、土砂崩れによる家屋の倒壊、温泉給水の停止など細かいものを入れれば、かなりの数になります。

特に今回の台風では台明寺水源地、各地の簡易水道施設などが被災し、給水が困難になる事態や、倒木などによる長期の停電が発生しました。関係事業者の皆さまにはライフライン復旧のため、昼夜を問わずご尽力いただいたことに心から感謝いたします。

隣接する高原町でも、水源地の被災により断水が発生する事態となり、本市から給水車を派遣しました。

このような多くの災害を引き起こした台風であったにもかかわらず、人的被害が発生しなかったことは、早めの避難など、市民の皆さまの防災意識の高さの賜物だと思います。

通行止めなど続いている箇所もありますが、関係機関と協力して早めの復旧に努めてまいります。

霧島ジオパーク

一時期よりは耳にする機会が減ったかと思いますが、霧島ジオパークとしての活動は続いています。最近では、湧水町の加入申請を受け、4月に日本ジオパーク委員会にエリア拡大を申請。5月には公開プレゼンを行い、その結果、先月に現地調査が実施されました。

現地調査では、霧島山周辺と新たなエリアとなった山麓地域を調査員が回り、活動状況やインフラなどの整備状況について、主に対話形式でのヒアリングがありました。今回の審査は4年に一度の日本ジオパーク再認定審査を兼ねており、「ユネスコ世界ジオパーク」の基準に基づいて審査が行われます。結果は9月にある日本ジオパーク委員会で発表される予定です。

そんな霧島ジオパークには、魅力いっぱいの場所がたくさんあります。先日は高原町の皇子原公園に家族で行きました。釣り堀(ニジマス)やゴーカートもあり、子育て世代にお勧めです。海外旅行などはまだ難しい時期、霧島ジオパーク内でマイクロツーリズムを楽しみませんか。

積み重ねてきたもの

一昨年は夏の県大会で初の準優勝に輝いた国分中央高校野球部。今年も準決勝まで勝ち進みました。惜しくも敗れたものの、多くの市民に夢と感動を与えてくれました。平成26年にベスト4に進出して以来、今ではベスト4の常連校になるほど着実に実力をつけてきました。市立高校である国分中央高校の雄姿を、甲子園で見られるのもそう遠くはないと期待しています。

同じく国分中央高校の陸上競技部、柔道部、女子ハンドボール部、ダンス部、放送部、美術部、銃剣道部が、今夏の全国大会に出場します。令和元年7月のコラムでも、陸上競技部、柔道部、女子ハンドボール部、ダンス部、放送部の全国大会出場について紹介しています。コロナ下でも工夫しながら練習に励み、さまざまな部活動が全国大会の常連校になっています。

一朝一夕ではなることができない強豪校の座。先輩たちが作ってきた伝統の下に今の強さがあります。全国大会で素晴らしい成績を残し、さらなる伝統を積み重ねてもらいたいです。

血液がピンチ

献血について、度々このコラムでも取り上げておりますが、先日、コロナ下で献血者数が大きく減少する中、大量出血を伴う手術が相次ぎ、県内の輸血用血液が不足しているとの報道がありました。

広報誌でも案内しているとおり、本年4月から「毎月第3木曜」に献血バスが国分シビックセンターに来て、献血が実施されています。私も職員に協力を呼びかけるとともに、あらゆる場面で市民の皆さまにも献血のお願いをしてきました。

6月16日の献血では、受付が87人、献血できた人が84人との報告を受けております。献血バス1台当たりの献血者数の平均が県内では40人超ですので、本当に多くの方々にご協力いただいた結果だと思います。血液センターからも「バス1台の献血者数として、最多ではないか」との話を頂きました。

体調が許せば、少しの優しさと勇気で誰かの命を助けることができる献血。健康チェックにもつながりますので、献血事業に今後ともご協力をお願いします。

時代に合った災害対策

5月19日、福山町のまきばドーム周辺において市総合防災訓練を実施しました。自衛隊や国土交通省、気象台など38団体、小中学生を含む福山地区の地域住民、合わせて550人に参加いただきました。

昨今は線状降水帯の影響などにより、50年に一度の災害が頻発しています。そのような中、特に今後起こるであろう場面を想定した訓練になったと感じています。避難所で新型コロナウイルスの陽性者が確認された場合の対応についても、搬送まで含めた訓練を行うことができました。

大規模災害が発生したときには、災害ボランティアの役割が重要とされていますが、受け入れ態勢が整っていなければその力を発揮することはできません。災害ボランティア訓練を市社会福祉協議会のご協力により行えたことは、今後の本市の災害対策において大きな意義があったと思います。

大雨の時期になりますので、各家庭においても災害に対する日頃からの備え、そして早めの避難をお願いいたします。

地域医療を守る

岡山県にある川崎学園は、6千人の学生が学ぶ医学・医療福祉学の総合学園です。創設者の故・川﨑祐宣(すけのぶ)先生は横川町出身で、大隅横川駅近くの生家跡地を本市に寄付していただいたことで交流が始まりました。

昨年7月には、地域医療発展のため学園と連携協定を締結し、10月には川崎医科大学附属高校が修学旅行で来市。今年2月には、生家跡地を活用した川﨑祐宣記念公園が完成しました。

全国では医師の後継者不足などにより、地域医療を取り巻く環境が厳しさを増しています。そのような中、本市の医療発展のため、川崎医科大学の受験枠に霧島市の地域枠を設けていただくこととなりました。協定に基づく市町村単位での地域枠設置は、全国初の試みです。

故郷を思う祐宣先生の意思を継ぎ、本市の医療のためにご協力いただいた川﨑誠治理事長をはじめ、関係者の皆さまには心から感謝を申し上げます。

今後も、安心して医療を受けられる環境づくりに努めてまいります。

コロナ下での春

4月1日は鹿児島空港開港50周年記念セレモニーに出席しました。空港が溝辺に移り早50年。今年は多くの記念行事が計画されています。コロナ下で利用低迷が続く鹿児島空港にご来場いただき、空港が地元にあることの重要性を再認識していただければ幸いです。

本年度は他にも大きなイベントが控えています。まずは10月にある第12回全国和牛能力共進会。種牛の部が開催される牧園会場には40万人の来場が見込まれます。霧島市から出品され優秀な成績を収めることを期待しております。

上野原縄文の森も開園20年を迎え、11月に縄文サミットが開催されます。各イベントにおいて、全国各地から来場される皆さまに霧島市の魅力を発信し、再度来ていただけるよう取り組んでまいります。

コロナ下で迎える3度目の春。感染者の数はなかなか落ち着きませんが、ここ2年とは違った春を迎えられた思いがします。来年の春がさらに違う春になるよう、職員一丸となって頑張ってまいります。

お問い合わせ

市長公室秘書広報課広報グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0955

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