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更新日:2019年3月25日
本日ここに、平成19年9月定例市議会の開会に当たりまして、6月議会以降これまでの市政運営の状況報告を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様方のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
まず、はじめに去る7月16日発生した「新潟県中越沖地震」においては、死者11名、負傷者1,800名、避難者1万2000名以上という甚大な被害をもたらしました。
本市としては、翌7月17日に人道的支援として、被災地への支援物資の提供を行うこととし、関平鉱泉水3.2tを被災地の一つである柏崎市へ届けた次第であります。
また、市をあげた災害救援活動として義援金活動に取組み、市民の方々から多くの善意が寄せられました。さらに、市職員6名を含む12名の自主ボランティアグループによる、「まいづる鍋」の炊き出し支援活動も行われました。
今回の一連の災害救援活動を通し、被災地域の生活復旧に寄与するとともに、市民の相互扶助精神の醸成が図られたものと思っている次第であります。
次に、去る5月24日に発生しました霧島市民隼人温水プールでの事故につきましては、6月議会でも報告申し上げたところでございますが、議会閉会中の動きについて再度報告をさせていただきます。
7月9日に、専門家を入れた「霧島市民隼人温水プール事故調査委員会」を設置し、鋭意、事故の原因及び今後の事故防止対策について調査、研究を進めてまいりました。
7月19日には、その調査結果報告を受け、教育委員会において、その報告をもとに、「霧島市民隼人温水プール管理運営等に関する検討委員会」を設け、管理運営基準の見直し等について検討を行い、施設改善を行うべく9月定例会に予算案の提案を行った次第であります。
次に、企業誘致でございますが、去る6月11日、国分上野原テクノパーク内に立地している株式会社藤田ワークスと立地協定を結びました。すでに新工場棟建設に着工されておりますが、新規雇用者70名が見込まれ、地元における雇用の創出、活性化はもとより、地域経済の発展に大きく寄与されるものと考えております。
次に、水道部支所統合につきましては、職員の配置を集中し、漏水や需要者からの問い合わせに迅速・的確に対応することと、事業の効率化とサービスの充実をはかるため、7月1日付けで福山・溝辺の水道事業支所を水道部本庁に、霧島・横川の水道事業支所を牧園水道事業支所に統合し、水道部本庁と水道部牧園支所2か所での事業運営を開始いたしました。
同時にグループ制を導入し、課内の業務の相互協力をおこなえる体制を整え、より良いサービスの充実への対応をおこなった次第であります。
次に、去る7月10日、日当山小学校の校舎改築工事が無事終了し、天降川沿いに立派なたたずまいの新校舎が完成いたしました。本日より2学期が始まり、子どもたちも新しい校舎で勉学に励んでくれるものと期待しております。今後も引き続き、平成20年度完成に向けて、屋内運動場、外構等の整備を進めてまいります。
次に、昨年11月のいわさきグループのバス路線廃止に伴い、JR霧島温泉駅に停車する特急「はやとの風」に接続し、霧島いわさきホテルまで運行するバス路線が昨年末で廃止されていましたが、このことは、霧島観光の誘客等に大きな痛手であったことから、本年の8月1日から4往復8便のバス運行を復活をさせました。
次に、国際交流についてでありますが、去る7月26日からの6日間の日程で、アメリカソノラ市及びアルハンブラ市を訪問しました。旧霧島町時代からの姉妹都市盟約を再度確認し、ソノラ市長をはじめ、関係者の姉妹都市盟約継続に対する強い意向を確認することが出来ましたので、去る7月27日に調印を行った次第であります。本市でも調印式を行うべく、なるべく早い時期、来市をされることを強く要請いたしたところでございます。
また、去る8月15日には中国耀州区政府友好訪日団と耀州区青少年友好訪日団の14名が霧島市を表敬訪問されました。その折、友好交流協議書を締結いたしました。旧隼人町時代にも覚書等を数回締結しており、引き続き青少年の相互派遣や相互理解の促進などを確認いたしたところであります。
次に、総合計画策定につきましては、8月初めに基本構想原案を取りまとめましたので、8月21日には、基本構想案について総合計画審議会に諮問をいたしました。8月末から9月初めにかけて各地区の地域審議会に基本構想案の意見聴取を行い、9月から10月にかけてパブリックコメントで市民の意見を広聴することとし、10月には総合計画審議会から最終答申を受けた後、基本構想の最終案を12月議会へ提案する予定にいたしております。
最後に、日本最初の国立公園である霧島屋久国立公園の霧島連山をふるさとの山と捉える自治体が、市町境、県境を越えて連携し、霧島山をキーワードに、観光、環境、安全等に関わる様々な施策・事業について、お互いに知恵を出し合い協働することにより、地域活性化を図っていくことを目的に、仮称ではありますが「環・霧島会議」が発足する予定でありますが、この会議に参加するのは、鹿児島県側が霧島市、曽於市、湧水町の2市1町。宮崎県側が都城市、小林市、えびの市、高原町の3市1町。合わせて5市2町の予定であります。
これまで、2回の担当課長等会議を行い規約等について協議しており、第1回会合を本年11月に開催する予定で準備を進めているところでございます。
以上で、市政運営の主な事業の取組み状況報告を終わります。
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