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更新日:2023年11月28日

令和5年第4回霧島市議会定例会(市政運営の状況報告)

令和5年第4回市議会定例会の開会に当たり、市政運営の状況につきまして、第二次霧島市総合計画の施策体系に沿ってご説明申し上げます。

「産業の活力があふれ、交流と賑わいが生まれるまちづくり」

地域産業の活性化につきましては、11月11日と12日、国分シビックセンターお祭り広場において、4年ぶりに2日間の日程で「霧島ふるさと祭」が開催されました。

当日は、市内の第1次産業から第3次産業まで、幅広い分野の特産品や産業製品等を取り扱う66のブースが出展されるとともに、ステージでは、姉妹都市の岐阜県海津市、観光姉妹都市の長崎県雲仙市によるPRや「霧島ふるさと大使」の引継ぎ式なども行われ、多くの来場者で賑わいました。

本イベントを通じて、市内事業者と来場者の交流が図られるとともに、本市の多様な産業をPRする絶好の機会になったものと考えています。

企業誘致と雇用の促進につきましては、11月14日に、大阪府に本社を置く、大和ハウスグループの大和物流株式会社と事業所新設に伴う立地協定を締結し、本市発足後の立地協定の締結件数は、94件となりました。

また、学生就職支援プロジェクトの取組として、市内企業延べ21社のご協力の下、7月上旬から11月上旬にかけて、市内外の高等学校5校を対象に「インターンシップ送迎支援事業」を実施し、55人の生徒が参加しました。「働く」実体験を通して、市内企業への関心が高まり、将来の進路選択を考える貴重な経験となったものと考えています。

今後も引き続き、関係機関と連携を図りながら、積極的な企業誘致活動を展開するとともに、市内における雇用機会の確保や新規学卒者の地元就職率の向上に努めてまいります。

なお、誠に残念ながら、来年1月末に閉館することが発表されました「アクティブリゾーツ霧島」に関しましては、当該発表を受け、商工振興課内に従業員等の支援に向けた相談窓口を開設したところであり、引き続き、関係機関と連携を密にしながら対応してまいります。

農業の振興につきましては、9月13日と14日に、「令和5年度鹿児島県茶品評会」が鹿児島県茶市場において開催され、普通煎茶の部で、溝辺町の有限会社松山産業が1等1席、有限会社蔵園製茶が1等2席、今吉製茶有限会社が1等3席、株式会社空港製茶が1等6席を獲得されました。また、同部門の団体賞である産地賞も本市が獲得し、本年の全国茶品評会に続く、素晴らしい成績を収めることができました。

本品評会の表彰は、12月2日にみやまコンセールで開催される「令和5年度鹿児島県茶業振興大会」において行われることになっており、併せて2日、3日の両日には、かごしま国体馬術競技会場跡地において、お茶マルシェなどの消費者イベントも開催されることから、「霧島茶」の積極的なPRに努めてまいります。

観光の推進につきましては、燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会の開催に伴い、全国から多くの皆様にお越しいただいたことで、市内のホテルや旅館、飲食業など観光関連産業の活性化が図られるとともに、大きな経済効果があったものと考えています。

また、鹿児島空港の国際線定期便につきましては、10月29日からソウル線が週3往復の運行で再開され、先に再開した香港線と合わせて、2路線が就航することとなりました。

さらに、来年3月には、ベトナムからのチャーター便の運行も予定されており、外国人観光客の増加に伴う本市への経済効果とともに、定期便の上海線、台北線の再開に向けて弾みがつくものと期待しています。

地域公共交通ネットワークの構築につきましては、11月20日から溝辺地域北部において、翌21日からは国分・隼人の中心市街地において「きりしまMワゴン」の実証運行を開始しました。

きりしまMワゴンは、会員登録した利用者が電話やインターネットにより乗車予約を行うと、AIが最適な運行ルートを算出し、乗り合わせながら目的の停留所まで送迎する、乗合運送サービスです。

運行に当たっては、トヨタカローラ鹿児島株式会社及び株式会社トヨタ車体研究所から無償で提供していただいた、6人乗りのワゴン車2台を活用することにより、人口密集地や医療機関、商業施設等への乗り入れを実現するとともに、専用アプリやキャッシュレス決済の導入、さらには、スポンサー制度の創設など、先進的な取組を実施しています。

今後も引き続き、地域住民や交通事業者をはじめとする関係者の皆様との協議を重ねながら、持続可能な地域公共交通の確保に努めてまいります。

「みどりあふれる快適で暮らし続けたいまちづくり」

道路ネットワークの構築につきましては、本市が東九州自動車道の国分インターチェンジから隼人東インターチェンジの間に設置を目指している「(仮称)霧島スマートインターチェンジ」の新規事業化が、本年9月8日に決定しました。

整備後は、高速道路へのアクセス性の向上に加え、広域的な道路ネットワークが形成されることから、本市の産業や観光の振興をはじめ、防災機能の強化、救急医療への貢献など、安心安全なまちづくりに寄与するものと期待しています。

救急・救助体制の充実につきましては、毎年、全国的に海や河川で「水の事故」による死者が発生する中、長い海岸線や大小多くの河川を有する本市におきましても、水難事故等が発生した場合に、潜水資器材を活用して、迅速に人命救助に当たる消防局潜水隊を設置し、本年10月1日から試験運用を開始しました。

今後は、令和6年4月からの本格運用に向け、潜水訓練等を通して活動体制の確立を図るとともに、隊員の技術向上に努めてまいります。

「誰もが支えあいながら生き生きと暮らせるまちづくり」

健康づくりの推進につきましては、市民の健康づくりや子育て支援の新たな拠点となる、多機能・複合的な「(仮称)霧島市総合保健センター」の実施設計が8月に完了したところであり、令和7年度中の供用開始を目指し、計画的に整備を進めてまいります。

また、市民の健康意識の向上と健康知識の普及啓発等を目的として、9月23日に国分シビックセンター多目的ホールにおいて、霧島市立医師会医療センターとの共催による「市民健康講座」を開催しました。当日は救急外来をテーマに、同センターの救急科部長、看護師、救急救命士による講演が行われ、多くの皆様にご参加いただきました。

今後も引き続き、市民の皆様が心身の健康管理や医療等に関する情報を分かりやすく学べる機会の提供に努めてまいります。

新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、無料で受けられる特例臨時接種として、初回接種を終了した生後6か月以上の希望する方を対象に、オミクロン株XBB.1.5に対応したワクチン接種を、9月20日から市内医療機関において実施しています。なお、特例臨時接種の実施期間は令和6年3月末までとなっており、対象者へ順次接種券を発送しています。

引き続き、姶良地区医師会や市内各医療機関のご協力の下、迅速かつ円滑な接種の推進を図ってまいります。

生活困窮者等への支援につきましては、エネルギー・食料品等の物価高騰による負担増が依然として続いていることを踏まえ、本年6月から支給を開始した価格高騰重点支援給付金の受給世帯及び令和5年度住民税均等割のみ課税世帯を対象に、1世帯当たり5千円を支給する本市独自の「価格高騰重点支援給付金給付事業(市単独追加給付)」について、対象となる約2万世帯に対して関係書類等を順次発送し、10月31日から支給を開始したところです。

今後も引き続き、物価高騰による家計への影響が特に大きい低所得世帯の支援に向け、制度の周知と迅速な支給に努めてまいります。

「社会を生き抜く力と生涯を通じて学びあう力を育むまちづくり」

学校教育の充実につきましては、市内小中学校で、運動会や体育大会をはじめ、学習発表会や文化祭などの学校行事が入場者を制限することなく開催されました。

また、市教育委員会主催の「小学校陸上記録会」や「小・中学校音楽のつどい」なども以前と同様に開催することができ、子供たちが生き生きと活動する姿が見られました。

さらに、燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会においては、市内の小中学生を対象に、市内で実施された全競技の学校観戦を実施し、応援を通して「ふるさと愛」やスポーツへの関心を高める貴重な機会となったものと考えています。

社会教育の充実につきましては、「地域が育む『かごしまの教育』県民週間」に併せて、3回目となる「霧島市教育フェスタ」を、10月28日に国分シビックセンター多目的ホールで開催しました。

当日は、国分中央高等学校放送部が進行を担い、市教育委員会主催事業をはじめ、「日韓親善子供大使友好の翼」や「姉妹都市岐阜県海津市青少年交流事業」、市社会福祉協議会のボランティア体験に参加した児童生徒が体験発表を行いました。

また、市内小中学校の紹介や国分高等学校サイエンス部の展示発表、「国分図書館読書まつり」、「メディアセンターまつり」も同時開催し、多くの皆様にご来場いただきました。

スポーツの推進につきましては、市民のスポーツへの興味・関心を高めるとともに、競技人口の増加を目的とした、市スポーツ協会主催の体験型スポ―ツイベント「霧島スポーツまつり2023」が、11月3日に国分運動公園を中心に開催されました。

5回目となった今回は、初の試みとして、「鹿児島ユナイテッドFC」をはじめとするプロスポーツチームによる体験教室も開催され、幼児から高齢者まで多くの市民が、様々なスポーツを楽しんでいました。

今後も引き続き、市民が生涯にわたり、スポーツに親しむことができる環境づくりに取り組んでまいります。

 
 

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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