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更新日:2023年8月30日

令和5年第3回霧島市議会定例会(市政運営の状況報告)

令和5年第3回市議会定例会の開会に当たり、市政運営の状況につきまして、第二次霧島市総合計画の施策体系に沿ってご説明申し上げます。

「産業の活力があふれ、交流と賑わいが生まれるまちづくり」

地域産業の活性化につきましては、7月15日と16日、国分市街地において、4年ぶりとなる「第59回霧島国分夏まつり」が開催されました。15日には71団体6千人以上が参加した「霧島総踊り」が、16日には勇壮な「国分寺御輿競走」などが行われ、多くの来場者で賑わいました。

そのほか、各地域をはじめ、企業等による夏祭りも順次開催され、市内外から多くの方々が来場されたことにより、地域の活性化が図られるとともに、大きな経済効果があったものと考えています。

また、「リノベーションまちづくり」の取組として、令和3年度から実施している女性を対象とした起業支援プログラム「きりしま女子起業ラボ2023」を7月2日から開始したほか、官民協働で公共空間の利活用を考える「リビングスクール霧島」を7月9日から開始し、10月には、同スクールに参加した市民や企業等のアイデアをもとに、霧島市民会館前広場を活用した社会実験を実施する予定です。

今後も引き続き、リノベーションまちづくりの推進に向けて、担い手となる人材の育成やまちづくりに対する機運の醸成を図ってまいります。

企業誘致と雇用の促進につきましては、市内事業者の人材確保の取組を力強く支援するため、正規社員の採用活動等に要する費用に対して、最大で100万円を助成する「霧島市人材確保支援事業」の申請受付を8月2日から開始したところであり、引き続き、霧島商工会議所や霧島市商工会、関係機関等と連携し、事業の周知に努めてまいります。

また、「学生就職支援プロジェクト」の取組として、市内の誘致企業など延べ20社のご協力の下、5月下旬から7月下旬にかけて、市内の高等学校4校を対象に工場等の見学会を実施し、152人の生徒が参加されました。地元企業でいきいきと活躍する従業員の方々を見て学ぶことで、地元企業への理解が深まり、本市で働き、暮らすことへの意欲が高まったものと考えています。

さらに、ハローワーク国分との共催事業として、7月13日に国分シビックセンターで開催した製造業の事業所と求職者とのマッチングを図るための合同説明会には、14事業所の参加の下、70人が参加されました。また、7月21日に牧園農村活性化センターで開催した出前相談・求人説明会には、15事業所の参加の下、22人が参加され、それぞれ積極的な情報交換や面談が行われました。

今後も引き続き、関係機関と連携を図りながら、積極的な企業誘致活動を展開するとともに、高校生や大学生の地元就職率の向上や雇用の安定的な確保が図られるよう努めてまいります。

霧島ブランドの確立と販路の拡大につきましては、霧島国際ホテルがリニューアルの一環として、霧島ガストロノミーブランド「ゲンセン霧島」の認定品を中心としたショップ「霧島湯けむりマルシェ」を8月1日にオープンしました。同ホテルの利用客はもとより、霧島温泉郷を訪れる観光客に対して、本市の魅力ある産品をPRできる絶好の場となり、更なる知名度向上や販路拡大に繋がるものと期待しているところです。

農業の振興につきましては、8月22日から25日にかけて、「第77回全国茶品評会」が福岡県において開催され、普通煎茶10キログラムの部で、溝辺町の有限会社みぞべ五光が1等1席となり、日本一の証となる「農林水産大臣賞」を受賞されました。また、同部門の団体賞である産地賞につきましても、本市が全国第2位となる素晴らしい成績を収めることができました。

これらの結果は、生産者の方々が日頃から生産技術の向上に努め、産地間で高いレベルで競い合ってこられた成果であると考えているところです。

今後も引き続き、関係機関と一体となって「霧島茶」のブランド定着に努めるとともに、世界からも注目されるよう、生産技術や生産力の向上を図るための支援に取り組んでまいります。

水産業の振興につきましては、6月25日に、日当山温泉公園において「第6回霧島市水産まつり」が開催され、途中、あいにくの雨となりましたが、鮎や霧島いわがきの販売をはじめ、魚のつかみ取り、カヌー体験などが行われ、多くの方々で賑わいました。

今後も引き続き、本市の水産資源のPRに努め、消費拡大を図ってまいります。

観光の推進につきましては、鹿児島空港の国際線において、6月から香港エクスプレスの定期便が再開されました。現在は、週3往復の運行ですが、9月3日からは、1日1往復に増便される予定となっています。

また、今年に入り、多くの大型クルーズ船が本県に寄港し、外国人を含む乗客が県内各地を訪れているものの、本市への来訪が少ない状況にあることから、寄港地である「マリンポートかごしま」から本市へのツアー造成に向け、8月上旬に船舶会社等へのセールスを実施したところです。

今後も引き続き、県や関係機関と連携を図りながら、本市への誘客に取り組んでまいります。

次に、両国国技館で9月10日から行われる大相撲9月場所において、大関・霧島関を応援するとともに、本市と関平鉱泉水をPRするため、懸賞旗を提供することとしました。また、9月場所後には、霧島関に「おじゃんせ霧島大使」を委嘱する予定としており、準備を進めているところです。

地域公共交通ネットワークの構築につきましては、7月27日に、トヨタカローラ鹿児島株式会社と「持続可能な地域公共交通の構築に関する連携協定」を締結しました。

今後は、同社や関係機関と連携し、AIを活用した乗合輸送サービスである「きりしまMワゴン」の年内の運行開始に向けた準備を進めるとともに、引き続き、地域公共交通の利便性を高める取組を推進してまいります。

「みどりあふれる快適で暮らし続けたいまちづくり」

防災対策につきましては、梅雨・台風等の出水期を前に、4月28日に天降川ふるさとの川河川公園において防災点検を実施し、浸水被害の軽減を目的に導入した移動式送排水ポンプの応急時における操作手順などを確認しました。

今後も引き続き、本市の活動体制や関係機関との連携を強化し、災害の未然防止や被害の最小化に努めてまいります。

「みどりあふれる快適で暮らし続けたいまちづくり」

道路ネットワークの構築につきましては、本市が東九州自動車道の国分インターチェンジから隼人東インターチェンジの間に設置を目指している「(仮称)霧島スマートインターチェンジ」について、7月18日に、国、県、NEXCO西日本九州支社、学識経験者等と市で構成する地区協議会を設立するとともに、第1回会議を開催し、同スマートインターチェンジの実施計画書(案)について承認をいただきました。現在、実施計画書を国等へ提出しているところであり、引き続き、関係機関と連携を図りながら、早期事業化に向けて取り組んでまいります。

救急・救助体制の充実につきましては、8月25日に札幌市で開催された「第51回全国消防救助技術大会」の陸上の部・引揚救助種目と障害突破種目に、本市消防局の2チームが九州地区代表として出場しました。「消防救助(レスキュー)の甲子園」とも言われる同大会の引揚救助種目への出場は2年連続、障害突破種目への出場は本市初であり、日頃から消防救助活動に不可欠な体力・精神力・技術力の錬磨に努めてきたことが、実を結んだ結果であると考えています。

今後も引き続き、市民の安心・安全の確保に向けて、救急・救助体制の確立と隊員の技術向上に努めてまいります。

「誰もが支えあいながら生き生きと暮らせるまちづくり」

新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、無料で接種が受けられる特例臨時接種の実施期間が令和6年3月まで延長されたことから、本市においては、65歳以上の方、5歳から64歳までの方のうち基礎疾患を有する方、医療従事者や高齢者施設等の従事者などを対象に、市内医療機関において、9月19日まで接種を実施します。

また、9月20日から来年3月にかけて、初回接種を終了した生後6か月以上のすべての方を対象に、オミクロンXBB.1系統の株に対応したワクチン接種を実施する予定としており、9月8日から順次接種券を発送します。

今後も国の動向を注視しながら、ワクチンの安定的な確保に努め、姶良地区医師会や市内各医療機関のご協力の下、迅速かつ円滑な接種の推進を図ってまいります。

「社会を生き抜く力と生涯を通じて学びあう力を育むまちづくり」

学校教育の充実につきましては、「中学生の挑戦!霧島しごと維新」事業の一環として、8月4日に、地元企業で働く魅力などを学ぶ企業見学会を実施し、中学生や教員、保護者など103人が参加されました。今年度は、市内16の企業・事業所等のご協力の下、工業系、サービス業、農業・特産物、伝統工芸等の4つの見学コースで実施し、地元企業で働く方々の熱意や誇りに触れることで、これからの自分の進路を考える貴重な経験となったものと考えています。

次に、喜ばしい話題としまして、7月に開催された全国高校生銃剣道大会におきまして、国分中央高校銃剣道部が団体戦で見事優勝し、個人戦でも、前田 夏一さんが3位、黒岩 大輝さんが5位入賞を果たしました。

また、今月開催された全国高等学校総合文化祭のビデオメッセージ部門において、初午祭を取り上げた同校放送部の作品が審査員特別賞に輝きました。

これらの結果は、本市にとりましても大変名誉なことであり、同校の生徒の活躍が、今後も私たち市民に勇気と希望を与えてくれることを願っております。

社会教育の充実につきましては、霧島の豊かな自然の中での体験活動や異年齢集団での生活を通して、自然を大切にする心や思いやりの心、自律性、協調性などを育むことを目的とした「きりしまっ子の体験事業(自然体験編)」を、7月27日から2日間、霧島自然ふれあいセンターにおいて実施し、市内の小中学生28人が参加しました。

また、同事業の職業体験編として、仮想のまちでの様々な体験を通して、社会の仕組みや社会参加について学ぶ「キリシまち」を、7月30日に国分体育館で開催し、300人を超える市内の小学生が参加しました。当日は、国分中央ロータリークラブをはじめ、50社を超える「キリシまち応援サポーター企業」のご協力の下、21の職場体験ブースが設けられ、参加した子どもたちは、様々な職場で働いて得た給料を使って、遊んだり、納税したりするなど、疑似体験を通して社会の仕組みを理解し、「働くこと」の意義を学ぶ良い機会になったものと考えています。

さらに、今回で28回目となる「日韓親善子供大使友好の翼」事業では、市内の小学生10人が8月4日から2泊3日の日程で、4年ぶりに韓国釜山広域市の培英初等学校を訪問し、文化交流やホームステイなどを通じて、多くの皆さんと交流を深めることができました。

今後も引き続き、心身ともに健全な「きりしまっ子」の育成に向け、取組を進めてまいります。

そのほか、霧島公民館の移転については、令和6年度の供用開始に向け、今月から霧島保健福祉センターの改修工事に着手したところです。

文化財の保存・継承と活用につきましては、毎年8月16日に盆の精進落としとして行われる、国分広瀬の伝統行事「小村新田のハンギリ出し」が、本年7月20日付けで市の無形民俗文化財に指定されました。市の文化財指定は4年ぶりであり、同行事の歴史的背景や特色ある地域性などが評価されたものです。

国民体育大会の推進につきましては、いよいよ特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」が10月7日から17日に、特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が10月28日から30日にかけて開催されます。

本県での国民体育大会の開催は、昭和47年の第27回国民体育大会「太陽国体」以来、51年ぶり、全国障害者スポーツ大会は、本県で初めて開催されます。

また、来年の佐賀大会からは、「国体」の愛称で親しまれてきた国民体育大会の名称が「国民スポーツ大会」に変更されるため、国体として行われる最後の大会となります。

本市では、会期前実施競技として9月20日から22日に開催されるゴルフ競技を皮切りに、市内延べ46会場において、かごしま国体の正式競技6競技、公開競技1競技、かごしま大会の正式競技1競技が開催されます。

国内のトップアスリートを間近に見ることのできる貴重な機会となりますので、是非、市民の皆様にも会場に出向いて、声援を送っていただきたいと思います。

なお、大会期間中に全国から訪れる選手や監督、観覧者の皆様をおもてなしでお迎えするため、シャトルバスの運行や観戦ガイドブックの作成、市内小中学生による観戦・応援の実施などを計画しているところです。

両大会を万全な体制で迎えられるよう、引き続き、県や競技団体、関係機関と連携を図りながら、準備を進めてまいります。

芸術文化活動の推進につきましては、7月に開催した「第19回きりしま美術大賞展」において、全国各地から昨年度を上回る2,749点の応募がありました。幼児から90代までの幅広い年代、遠くは北海道からも応募いただくなど、全国公募展として認識されてきたことを改めて実感したところです。

また、国内の音楽祭で最も古い歴史を持つ「第44回霧島国際音楽祭」が、7月21日から8月6日まで、みやまコンセールを主会場に県内各地で開催されました。中でも、霧島市民会館で開催された「管の祭典」では、プロの演奏家と市内の高校生による管楽器の共演が行われ、訪れた聴衆を魅了しました。

今回は4年ぶりに、音楽祭参加者と地域住民の交流の場であるビュッフェパーティーも開催されるなど、市民の皆様が世界レベルの音楽に触れる貴重な機会になったものと考えています。

「市民とつくる協働と連携のまちづくり」

人権の尊重につきましては、「拉致被害者・特定失踪者の救護及び被害者家族の支援のための署名・募金活動」を、7月15日に霧島国分夏まつりの会場において実施しました。当日は、拉致被害者家族会の皆様のご協力の下、私も、人権擁護委員や国分中央高校放送部員、市議会議員、市職員とともに参加し、来場された多くの方々からご支援、ご協力をいただきました。

多文化共生の地域づくりにつきましては、 本市国際交流協会との連携による青少年海外派遣事業として、7月から8月にかけて、アメリカとマレーシアに21人の中学生・高校生を派遣し、学校訪問やホームステイなどを通じて交流が図られました。

また、8月6日には、ブラジルのサンパウロ市で開催された「ブラジル鹿児島県人会創立110周年記念式典」に、本県からの訪問団の一員として私も参加し、本市にゆかりのある移民の方々との交流を深めるとともに、本市や霧島茶などのPRを行いました。

お問い合わせ

企画部企画政策課企画政策グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0914

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